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Warm Breeze

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Mike Oldfield / Crises (1983年) - アルバム・レビュー

2016年05月01日
Progressive Rock 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Mike Oldfieldの1983年の名作『Crises』の紹介です。
ジャケットの色使いが美しい。
Mike Oldfield / Crises (1983年)
緑の月明かりの下で、海に沈みゆく地球を眺めて途方に暮れる、といった構図だろうか。

確かに危機なのだろうが、危機感があまりない。
夢の中、別の世界にいる自分といった感じだ。

『危機』というタイトルとは裏腹に、どこかロマンティックな香りのするアルバムである。
Yesの『』とは味わいが違う。

前半を占める組曲「Crises」も見事だが、後半のヴォーカル曲がどれも秀逸。
(「Taurus 3」のみインストゥルメンタル・ナンバー)

「Moonlight Shadow」は、天国の恋人にいつか再会できるように祈るというロマンティックな歌。
作家のよしもとばなな氏は、この曲にインスパイアされた短編小説「ムーンライト・シャドウ」をデビュー作『』に収めている。
女性ヴォーカリストMaggie Reillyの美声が切ないメロディにマッチしており、本当にいい曲だ。

YesのJon Andersonが歌う「In High Places」も、メロディが切ない。
この曲は天国に召される様子を歌っているのだろうか。

「Foreign Affair」では、再びMaggie Reillyがヴォーカルを担当。
透き通った美声で歌われる神秘的なナンバーだ。

セッション・ドラマーのSimon Phillipsが共同プロデュースしており、立体感のあるスケールの大きなサウンドに仕上がっている。
Mike Oldfieldの中では異色の作品と思うが、私はこのアルバムが一番気に入っている。

●収録曲
1. Crises - 20:40
2. Moonlight Shadow - 3:34
3. In High Places - 3:33
4. Foreign Affair - 3:53
5. Taurus 3 - 2:25
6. Shadow On The Wall - 3:09


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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