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Byrne And Barnes / An Eye For An Eye (1981年) - アルバム・レビュー

2019年06月19日
AOR名盤(1981年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Byrne And Barnesの1981年のアルバム『An Eye For An Eye / スウィート・リヴェンジ』の紹介です。
Byrne And Barnes / An Eye For An Eye (スウィート・リヴェンジ) (1981年)
Byrne And Barnesは、マッスル・ショールズを拠点に活動するシンガー・ソングライターのRobert Byrneと、同じマッスル・ショールズで活動するマルチ・プレイヤーのBrandon Barnesによるユニット。この『An Eye For An Eye / スウィート・リヴェンジ』は、彼らの唯一のアルバムである。

Robert Byrneには79年のソロ・デビュー作『Blame It On The Night / ワン・ナイト・ロマンス』があり、それに続くセカンド・アルバム用にBrandon Barnes等と作っていた曲をByrne And Barnes名義で発表したという経緯のようだ。

どちらも見事なクオリティのAOR作品なのに、この『An Eye For An Eye』については本国アメリカでのリリースが見送られ、日本のみで発売されている。2001年の初CD化も、日本のドリームスヴィル・レコードから。

収録曲は、他のライターとの共作も含めて全て二人のオリジナル。初CD化の際にボーナス・トラックが2曲追加され、CDの曲数は13曲になっている。内訳は、Byrne And Barnes作が8曲(1-5, 7, 8, 12)、Robert Byrne作が4曲(9-11, 13)、Brandon Barnes作が1曲(6)になっている。

メロディにしっとりとした憂いのある曲が多く、とてもロマンティックなアルバム。一方で、サウンドはクールでビターな質感。私は2001年の初CD化の際に初めて聴いて、「これは素晴らしいアルバムだ」と感動した。当時のアメリカの音楽チャートで受けそうな曲が少ないのも確かだが。

フロント・カヴァーが印象的で、一度見たら忘れられない。海か空を思わせる鮮やかなブルーの背景と、瞳を閉じる美しい女性の横顔。これだけで良かったハズなのに、瞼の上の奇妙なオブジェは一体何…?

日本では「One More Try For Me」がシングル・カットされ、FMでも結構流れたようだ。この曲を始め、本作の収録曲を歌ったアーティストは多い。主なところ(アーティストと収録アルバム)は次のとおり。
○「One More Try For Me」:『』(Crystal Gayle & Gary Morris, 87年)
○「Love You Out Of Your Mind」:『』(Anne Murray, 84年)
○「Be My Baby」:『Borrowed Time』(Johnny Rivers, 80年)
○「Right Through The Heart」:『You Can Call Me Blue』(Michael Johnson, 80年)。『』(Manfred Mann's Earth Band, 86年)
○「Who's That Look In Your Eye」:『』(Michael Johnson, 84年)。『』(Rick Bowles, 84年)。『』(Engelbert Humperdinck, 83年)。

特に、CDのボーナス・トラックに入っている「Who's That Look In Your Eye」は、上に挙げたシンガー以外にも、Taffy McElroyの『The Heartbreak Kid』(80年)、Dottie Westの『New Horizons』(83年)などに歌われた名曲。

2016年の7月にFavorite Recordingsというフランスのレーベルから輸入盤のCDとLPが再発されており、ボーナス・トラックは未収録だが、おすすめ。今年(2019年)の6月にも再プレスされたようだ。
※ちなみに曲順は、初CD化のもの(以下に示す曲順)とは異なります。

●収録曲
1. An Eye For An Eye - 3:50
2. Standby Lover - 4:07
3. Crack The Whip / 愛の罠 - 3:19
4. Keep On Running - 3:16
5. One More Try For Me / 君がいるかぎり - 3:57
6. Never Gonna Stop Lovin' You - 3:30
7. Love You Out Of Your Mind - 3:14
8. I'll Try A Little Everyday For You - 3:18
9. Making Love For The First Time / 星に誓ったふたり - 2:54
10. Be My Baby - 2:52
11. Right Through The Heart / ハートでお願い - 3:55
12. That's The Way She Goes (Bonus Track) - 4:14
13. Who's That Look In Your Eye (Bonus Track) - 3:32


◆プロデュース: Clayton Ivey(k, vibe), Terry Woodford

◆参加ミュージシャン: Robert Byrne(vo, g), Brandon Barnes(k, b, ds, bv)
with John Willis(g), Randy McCormick(k), Lenny LeBlanc(b), Roger Clark(ds), Jim Horn(sax), Hershey Reeves(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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