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Richard Marx / Richard Marx (1987年) - アルバム・レビュー

2017年05月14日
AOR名盤(1984~1990年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Richard Marxの1987年のアルバム『Richard Marx』の紹介です。
Richard Marx / Richard Marx (1987年)
Richard Marxはシカゴ生まれのシンガー・ソングライター。19歳になる1982年に音楽活動をスタートし、バックグラウンド・シンガーやソングライターの活動を経て、87年の本作でソロ・デビューを果たす。

本作からは6曲もの曲がシングル・カットされ、バラードの「Hold On To The Nights」がBillboard Hot 100チャートの1位を獲得した他、「Endless Summer Nights」が2位、「Don't Mean Nothing」と「Should've Known Better」が3位となり、4曲のTop10ヒットが生まれた。アルバムもBillboard 200チャートの8位をマークし、24歳にして大きな成功を掴む。

一部に共作はあるものの、全曲が彼のオリジナル。"売れる曲" を書く才能に恵まれたソングライターで、ヒットした曲はどれも、ビター&スウィートのお手本のような極上のメロディを持っている。

1曲目の「Should've Known Better」のほろ苦いメロディと、Michael Landauによる爽快なギター・サウンドを聴くと、"80年代の至福の洋楽" という感じがする。

ソングライターとして優れているだけでなく、ヴォーカリストとしても歌がとても上手い。ロック系もバラード系も器用に歌いこなす。

こういう耳馴染みの良い売れ線のロックが "産業ロック" と揶揄されることがあるが、売れる曲を書こうとするのはプロとして当たり前。売れるというのは素晴らしいことだと思う。

Richard Marxは、この後も90年代初めにかけてTop10ヒットを連発する。日本のバブル景気は86年12月から91年2月までの51ヶ月を指すようだが、ちょうどこの間にRichard Marxの全てのTop5ヒット(7曲ある)が生まれた。バブル期を象徴する洋楽アーティストだ。

Richardの奥様は女優のCynthia Rhodes。ダンサー役が多く、『Flashdance』(83年)、『Staying Alive』(83年)、『Dirty Dancing』(87年)などに出演した。ミュージック・ビデオにも出ており、本作では『Don't Mean Nothing』に出演。TOTOの『Rosanna』(84年)のMVでは、檻の中で演奏するTOTOのメンバーを誘惑するダンサー役を演じた。Richardとは89年に結婚し、2014年までの結婚生活で3人の子供を授かっている。

●収録曲
1. Should've Known Better - 4:10
2. Don't Mean Nothing - 4:41
3. Endless Summer Nights - 4:30
4. Lonely Heart - 3:57
5. Hold On To The Nights - 5:16
6. Have Mercy - 4:32
7. Remember Manhattan - 4:17
8. The Flame Of Love - 3:37
9. Rhythm Of Life - 4:45
10. Heaven Only Knows - 5:39


◆プロデュース: Richard Marx(vo, k, ar), David Cole, Humberto Gatica

◆参加ミュージシャン: Joe Walsh/Bruce Gaitsch/Michael Landau(g), Tom Keane(k, ar), Michael Omartian(k, ar), Rhett Lawrence(k, prog), John Pierce/Nathan East/Patrick O'Hearn/Joe Chemay(b), John Keane/Prairie Prince/Tris Imborden(ds), Paulinho Da Costa(per), David Boruff(sax), Fee Waybill/Timothy B. Schmidt/Randy Meisner/Karyn White/Cynthia Rhodes(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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