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Warm Breeze

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Genesis / Genesis (1983年) - アルバム・レビュー

2016年05月17日
Progressive Rock 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Genesisの1983年の名作『Genesis』の紹介です。
Genesis / Genesis (1983年)
イギリスのプログレッシヴ・ロックを牽引してきたバンドだが、80年代に入ってからはプログレ色が薄れ、ポップで聴きやすいアルバムを作るようになる。

このアルバムもBillboardのアルバム・チャートの9位になり、シングル・カットされた「That's All」はシングル・チャートの6位になった。
セールス面で大成功を収めていた時期のアルバムだ。

私はこのアルバムのじめっとした暗さが大好きである。
ジャケットも、美しいが暗い。

1曲目の「Mama」は衝撃である。
Phil Collinsが「ママー、ママー」と絶叫し、「ハハッ、ハッ、オゥー」と不気味に唸る。
これ以上の気色悪さはないといった曲だが、メロディが良く、ドラム・マシーンの使い方にも凄みがあり、Genesisの中では最高の一曲だと思っている。

John Lennonのファースト・アルバム『Plastic Ono Band / ジョンの魂』の荘厳な1曲目、「Mother」とつい比べてしまう。

何と、ファースト・シングルはこの「Mama」だが、さすがに大ヒットはしなかった。

続く「That's All」は大ヒットしたが、メロディやアレンジに何とも言えない陰がある。
曲の出だしが暗いというか…

他の曲もそんな感じ。
「Taking It All Too Hard」だけはPhil Collinsのソロ・アルバムに入れても良さそうなピュアなバラードだが、それ以外の曲には奇妙な暗さがあり、それがこのアルバムの最大の魅力である。

英国らしさというより、Genesisというバンド、あるいはPhil Collinsという人の本質的な暗さなのではないかと思う。(ソロ活動では考えられないが)

バンド名をアルバム・タイトルにしており、彼らとしても相当の自身作なのだろう。

●収録曲
1. Mama - 6:46
2. That's All - 4:22
3. Home by the Sea - 4:46
4. Second Home by the Sea - 6:22
5. Illegal Alien - 5:12
6. Taking It All Too Hard - 3:54
7. Just a Job to Do - 4:44
8. Silver Rainbow - 4:27
9. It's Gonna Get Better - 5:00


◆プロデュース: Genesis、Hugh Padgham

◆メンバー: Tony Banks(k)、Mike Rutherford(g, b)、Phil Collins(ds)

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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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