洋楽中心生活
Warm Breeze

音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

Dan Hill / Longer Fuse (ふれあい) (1977年) - アルバム・レビュー

2017年05月17日
AOR名盤(1977年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Dan Hillの1977年のアルバム『Longer Fuse / ふれあい』の紹介です。
Dan Hill / Longer Fuse (1977年)
Dan Hillはカナダ生まれのシンガー・ソングライター。叙情的なバラードを作ることで定評があり、カナダの吟遊詩人と呼ばれることがある。

1975年のデビューから地道にアルバム制作を続け、オリジナル・アルバムはこれまでに12枚をリリース。本作はサード・アルバムにあたる。夜の街明かりに浮かぶフロント・カヴァーの姿には、確かに吟遊詩人のような佇まいがある。

本作の収録曲は全てDan Hillの自作。このうち、「Sometimes When We Touch / ふれあい」はBarry Mannと、「Crazy」はDon Potterとの共作だ。素朴で飾らない感じの曲が多いが、メロディはとても饒舌。気持ちを込めて熱く歌うところが好感を持てる。

「ふれあい」は、Dan Hillが詞を、Barry Mannが曲を担当したバラードの名品。Billboard Hot 100チャートの3位となる大ヒットを記録し、Dan Hill最大のヒット曲となった。

他のアーティストによるカヴァーも多く、Tina TurnerやBonnie Tyler、Barry Manilow、Rod Stewart等がこの曲を歌っている。

「You Are All I See」のメロディの切なさや、アコースティックな「Still Not Used To」の美しさも格別。素材(=曲)の良さをじっくり聴かせるアルバムだ。

「ふれあい」に続くDan Hillのヒットは、10年後のアルバム『』から生まれた「Can't We Try / とまどい」。切なすぎるメロディを持つ情熱的なバラードで、Vonda Shepardとのロマンティックなデュエットも当たり、チャートの6位をマークした。

この曲は、奥様のBeverly Chapin-Hillとの共作。88年のアルバム『Real Love』でもタイトル曲を共作している。どちらも素晴らしいバラードなので奥様もミュージシャンかと思いきや、本業は弁護士であった。

●収録曲
1. Sometimes When We Touch / ふれあい - 4:05
2. 14 Today - 4:29
3. In The Name Of Love - 2:33
4. Crazy - 4:05
5. McCarthy's Day - 3:53
6. Jean - 4:28
7. You Are All I See - 2:20
8. Southern California - 4:10
9. Longer Fuse - 4:20
10. Still Not Used To - 4:25


◆プロデュース: Matthew McCauley(k, bv, strings ar), Fred Mollin(per, bv)

◆参加ミュージシャン: Dan Hill(vo, g), Bob Mann(g), Don Potter(ag, bv), John Capek/Bobby Ogdin(k), Tom Szczesniak/Bob Boucher(b), Larrie Londin(ds), etc


関連記事
この記事が参考になりましたらクリックをお願いします。

気に入ったらシェア!

Warm Breeze
この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

コメント0件

コメントはまだありません