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Billy Joel / The Nylon Curtain (1982年) - アルバム・レビュー

2016年05月26日
Rock / Pops名盤(80年代) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Billy Joelの1982年作『The Nylon Curtain』の紹介です。
Billy Joel / The Nylon Curtain (1982年)
Billy Joelはアメリカを代表するシンガー・ソングライターと言って良いだろう。
1977年の『The Stranger』、1978年の『52nd Street』、1980年の『Glass Houses』と、出すアルバムがどれもビッグ・ヒットを記録し、3作連続してグラミー賞を受賞した。

この3作や1981年のライヴ・アルバム『Songs In The Attic』を聴いて、私もBilly Joelの虜になった一人である。

続く『The Nylon Curtain』は、気負ったのかもしれないが、Billy Joelにしては珍しくシリアスな内容になった。

気負いのようなものはシングル・カットされた3曲にも表れている。
ファースト・シングルは「Pressure」という気難しいタイトル。
セカンド・シングルは、工業都市アレンタウンの貧困をテーマにした「Allentown」。
サード・シングルは、ベトナム戦争に対する反戦ソング「Goodnight Saigon」だ。

3曲とも優れたポップ・ソングだが、内容がシリアスなだけに大ヒットには至らなかった。
(「Pressure」はBillboard Hot 100チャートの20位、「Allentown」は17位)

一方、「Laura」や「She's Right on Time」、「Surprises」、「Where's the Orchestra?」などは従来のBillyというか、豊かでキャッチーなメロディを掛け値なく楽しめる曲。
いいメロディだなぁ、と思う。

Billy Joelの魅力は、結局のところ、都会で生活する人々を描く鋭くも優しい眼差しや、それをヒット曲に仕立てる優れたメロディ・メーカーの才能にある、ということかも知れない。
メッセージ・ソングが似合わないのかな…
久しぶりにこのアルバムを聴いて、そんな風に感じた。

続く『An Innocent Man』(1983年)では再び従来路線に戻り、楽しいヒット曲を連発。
セールス的にも大復活した。

●収録曲
1. Allentown - 3:52
2. Laura - 5:05
3. Pressure - 4:40
4. Goodnight Saigon - 7:04
5. She's Right on Time - 4:14
6. A Room of Our Own - 4:04
7. Surprises - 3:26
8. Scandinavian Skies - 6:00
9. Where's the Orchestra? - 3:17


◆プロデュース: Phil Ramone

◆参加ミュージシャン: Billy Joel(vo, p, ag), Liberty DeVitto(ds, per), Doug Stegmeyer(b), David Brown(g), Russell Javors(g), etc

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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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