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Engelbert Humperdinck / Don't You Love Me Anymore? (1981年) - アルバム・レビュー

2018年06月10日
AOR名盤(1981年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Engelbert Humperdinckの1981年のアルバム『Don't You Love Me Anymore ? / この熱き腕の中に』の紹介です。
Engelbert Humperdinck / Don't You Love Me Anymore? (この熱き腕の中に) (1981年)
Engelbert Humperdinck(エンゲルベルト・フンパーディンク)はイギリスのポップス・シンガー(生まれはインド)。バラード・ナンバーを得意としており、甘いルックスということもあって、"King Of Romance" と呼ばれるほどの人気を得ていた。

アルバム・デビューは1967年で、これまでに多くのアルバムとシングルを出している。この『Don't You Love Me Anymore?』は、AORテイストのアルバム。Nick DeCaroとGary Kleinがプロデュースを担当しており、Nick DeCaroの得意とする美しいストリング・アレンジも随所で光る。バラード主体の選曲だが、上品にアレンジされており、甘すぎないところがいい。

タイトル曲の「Don't You Love Me Anymore?」は、Bruce RobertsとCarole Bayer Sagerの共作曲。優しくて、どこか懐かしさのあるメロディに安らぐ。ミュージシャンのクレジットを見ると、David Foster(k), Jay Graydon(g), Jeff Porcaro(ds), Richard Page(bv), …と、ものすごく豪華だ。Debby Booneも78年のアルバム『Midstream』で、この曲を歌っている。

「I Don't Break Easily」もBruce Robertsの曲だ。この曲は、Bruce Robertsの77年のデビュー作『Bruce Roberts』からのセレクト。寂しげなメロディの曲だけど、ストリングスとJay Graydonのギターが優しい。

「Stay Away」はKim Carnesの作で、彼女の79年のアルバム『St Vincent's Court』からの選曲。「When the Night Ends」と「Say Goodnight」の2曲はGary Portnoyの唯一のアルバム『』(80年)の収録曲。こうしたシンプルで、親しみやすいメロディの曲をカヴァーしている。

Henry Gaffneyの書いたバラード「Maybe This Time」もいい。ゆったりとしたストリングスをバックに、Engelbert Humperdinckが雄大に歌う。やはり、オーソドックスなスタイルの曲を歌うと様になる。

カントリー調の「Baby Me Baby」ですら、リズム・アレンジはJay Graydon。曲ごとのミュージシャンのクレジットを見ると飽きない。日本ではソニーの「AOR CITY 1000」シリーズから初CD化されているが、83年の同じくAORテイストのアルバム『You and Your Lover』とカップリングした『』もあって、おすすめだ。

●収録曲
1. Don't You Love Me Anymore? / この熱き腕の中に - 2:47
2. Stay Away - 3:09
3. When The Night Ends / 夜が終わりを告げる時 - 4:01
4. I Don't Break Easily / 君去りしあとに - 3:28
5. Say Goodnight - 3:38
6. Maybe This Time - 3:18
7. Baby Me Baby - 3:14
8. Heart Don't Fail Me Now / 移りゆく愛の季節 - 2:21
9. Come Spend The Morning / 二人で朝を - 2:26
10. Till I Get It Right - 2:27


◆プロデュース: Nick DeCaro(string ar), Gary Klein

◆参加ミュージシャン: David Foster(k), Jay Graydon(g), David Hungate(b), Jeff Porcaro/Ed Greene(ds), Richard Page/Steve George/Tom Kelly(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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