音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

スポンサーリンク

Boz Scaggsの1977年のアルバム『Down Two Then Left』。
Boz Scaggs / Down Two Then Left (1977年)
Boz Scaggsはアメリカのブルー・アイド・ソウル/Adult Contemporaryシーンを代表するシンガー・ソングライター。1965年にアルバム『Boz』でデビューし、その直後に旧友のSteve Millerが作ったSteve Miller Bandに2年ほど参加するが、基本的にはソロのアーティストとして活動を続けている。

元々は、R&Bやソウル・ミュージックをルーツにもつミュージシャンだが、次第にスタイルが洗練されていき、76年のアルバム『Silk Degrees』では、ファンクやロック、レゲエなどの要素を取り入れた「大人の色気香る洗練されたポップ・ミュージック」で一世を風靡。時の人になった。

『Down Two Then Left』は、その『Silk Degrees』に続くアルバム。Joe Wissertが引き続きプロデュースを担当しているが、サウンドの雰囲気は少し変わり、ソウル、ファンクに的が絞られている。曲作りの面では、前作のDavid Paichの役割をMichael Omartianが担い、5曲(5-9)をBoz Scaggsと共作。残りについては、Bozの自作が4曲(1-3, 10)、BozとJai Windingの共作が1曲(4)となっている。

1曲目の「Still Falling For You」は、前作で大ヒットした「Lowdown」路線のファンキーでメロウなナンバー。Jeff Porcaroが本作でも全曲のドラムスを叩いており、心地よい重量感がありながら、強力なバネの効いたグルーヴを生み出している。

「Hard Times」は、重たいドラムスとねばりつくように濃厚なベースライン(Scott Edwards)が病みつきになる傑作。男の哀愁漂わすといった感じの男性コーラスが渋く、曲のエンディングになるど、さらに渋い音のギター・ソロが流れ出す。これはBoz Scaggs本人によるもの。「Hard Times」というタイトルに相応しい、苦い味わいのナンバーだ。

「Hollywood」は、都会的な華やかさのある曲。Boz Scaggsの歌声は、ファルセットなのか地声なのか分からないが、かなりの高音域。クールな女性バック・コーラスと呼応するように、最初から最後までエレガントに歌い切る。

演奏面ではJeff Porcaro(ds)、Scott Edwards(b)、Ray Parker, Jr.(g)が大活躍しており、Boz Scaggsのソウルフルな歌唱を引き立てている。シングル・ヒットこそ生まれなかったが、アルバムはBillboard 200チャートの11位を記録。ブルー・アイド・ソウルを極めているという点で、熱心なファンが多そうなアルバムだ。

●収録曲
1. Still Falling for You - 3:52
2. Hard Times - 4:26
3. A Clue - 3:53
4. Whatcha Gonna Tell Your Man - 3:50
5. We're Waiting - 6:19
6. Hollywood - 3:08
7. Then She Walked Away - 4:04
8. Gimme the Goods - 4:11
9. 1993 - 4:01
10. Tomorrow Never Came/Tomorrow Never Came (Reprise) - 4:38


◆プロデュース: Joe Wissert

◆参加ミュージシャン: Michael Omartian(ar, k), Steve Lukather/Jay Graydon/Ray Parker Jr.(g), Scott Edwards/David Hungate(b), Jeff Porcaro(ds), Victor Feldman(per, vibe), Bobbye Hall(per), Bobby King/Phyllis St. James(bv), etc


関連記事

ブログ・ランキングの応援をよろしくお願いします。


スポンサーリンク



2018/06/14 15:01 AOR名盤(1977年) TB(0) CM(0)
コメント















 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
https://coolsnd.blog.fc2.com/tb.php/387-03448a41
ブログ内検索
プロフィール (Warm Breeze)

Warm Breeze

70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。


スポンサーリンク
最新記事一覧
AOR名盤(1980年) - Boz Scaggs / Middle Man 2019/07/16
AOR名盤(1982年) - Dwayne Ford / Needless Freaking 2019/07/13
AOR名盤(1978年) - Melissa Manchester / Don't Cry Out Loud 2019/07/09
AOR名盤(1981年) - Niteflyte / Niteflyte II 2019/07/06
AOR名盤(1982年) - China / China (夜明けのダンサー) 2019/07/04
リンク
AORの名盤 330選AORの名盤 330選
AORの名盤 約330タイトルを厳選して年代順に紹介します。
Rockの名盤 435選Rockの名盤 435選
ロックの名盤 435タイトルを厳選して年代順に紹介します。
ロック、ジャズのお薦めCD BOXセットロック、ジャズのCD BOXセット
ロックやジャズのお薦めのCD BOXセットをジャンル別に紹介します。
ベストヒットUSA 80's オープニング・ジャケット・コレクションベストヒットUSA 80's オープニング・ジャケット・コレクション
番組の冒頭映像で流れるアルバム・ジャケットを紹介します。
Warm Breeze (Twitter)Warm Breeze (Twitter)
管理人が気ままにツイートしています。
アクセスランキング
お気に入りブログ