洋楽中心生活
Warm Breeze

音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

Nigel Olsson / Changing Tides (1980年) - アルバム・レビュー

2017年06月18日
AOR名盤(1980年) 2
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Nigel Olssonの1980年のアルバム『Changing Tides』の紹介です。
Nigel Olsson / Changing Tides (1980年)
Nigel Olssonはイングランド出身のロック・ドラマー。1967年にデビューし、70年からはElton Johnのバンドで活躍している。ソロ活動も並行して行い、最初のソロ作は71年の『Nigel Olsson's Drum Orchestra And Chorus』。内容はインスト・アルバムだが、その後は自ら歌うヴォーカル・アルバムを作っている。

本作『Changing Tides』は5作目。ただし、79年の前作『』の内容が78年の『Niegel Olsson』と3曲しか違わないため、実質的には本作が4枚目のソロ・アルバムと言って良いだろう。

収録曲はカヴァー曲と他のライターの曲で構成されており、選曲がなかなか良い。

爽やかな「Only A Matter Of Time」はEngland Dan & John Ford Coleyの79年のアルバム『Dr. Heckle and Mr. Jive』の収録曲。

美しいバラードの「Should We Carry On」はDavid Foster夫妻とJay Graydonの共作。同年のAirplayのアルバム『Airplay / ロマンティック』の収録曲で、オリジナルではGraydonが歌っている。

ポップな「Trapeze」は、Tony Sciutoの同年のアルバム『Island Nights』の収録曲。「Showdown」もTony Sciutoの作で、Tony自身は99年のアルバム『Be My Radio』でセルフ・カヴァーしている。

ラストの甘美なバラード「If This Is Love」はKerry ChaterとRobbie Pattonの共作。Melissa Manchesterも同年のアルバム『』で歌い、ACチャートでは19位を記録している。

なお、スペシャル・ゲストとしてElton Johnが参加し、「Showdown」でピアノを弾いている。Elton Johnの同じバンド・メンバーであるDee Murrayもゲスト参加し、「Saturday Night」と「Showdown」のベースを担当した。

Nigel Olssonは決して器用なシンガーではないと思うが、歌心がある。「Should We Carry On」などは、緻密にアレンジされたAirplayのオリジナルよりも、Nigelの歌うバージョンの方が曲の本来の良さを伝えている。あるいは、Fosterが「バラードを叩かせたらピカイチ」と絶賛したというNigelのドラム・プレイにそのような力があるのかも知れない。

●収録曲
1. Saturday Night - 3:18
2. Fool Me Again - 3:23
3. Only A Matter Of Time - 3:10
4. If You Don't Want Me To - 3:33
5. That's How Long - 3:33
6. Showdown - 3:42
7. Should We Carry On - 4:00
8. Trapeze - 3:15
9. If This Is Love - 3:53


◆プロデュース: James Stroud(per), Ed Seay

◆参加ミュージシャン: Nigel Olsson(vo, ds, per), Elton John(p), Richie Zito/Kenny Mims(g), Dee Murray/Don Barrett(b), Russell Ferrante(k), Marilyn Scott(bv), etc


関連記事
この記事が参考になりましたらクリックをお願いします。

気に入ったらシェア!

Warm Breeze
この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

コメント2件

コメントはまだありません

ローリングウエスト

AORの隠れたお宝物アーティストが続々登場ですね!小生も国内では殆ど知られていないAORの知る人ぞ知る隠れたお宝物吟遊詩人を取り上げました。小生が大学生時代に夢中になったお気に入りのダンヒル「ふれあい」です!暖かみ潤いを持ったエモーショナルなバラードを歌い上げたアーティスト、実に素晴らしいですよ!

2017年06月18日 (日) 19:19

Warm Breeze

Re: タイトルなし

RWさん、こんばんは

「ふれあい」の記事、拝見しました。カナダの吟遊詩人、Dan Hill。私も「ふれあい」を収めたアルバム『Longer Fuse』のCDを持ってます。気持ちの入った熱い歌い方がいいですね。翌年(78年)にTina Turnerが「ふれあい」をカヴァーしてますね。これは本物(の名曲)だなぁ…という感じがします。

2017年06月18日 (日) 23:22