音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

スポンサーリンク

Finis Hendersonの1983年のアルバム『Finis / 真夏の蜃気楼』。
Finis Henderson / Finis (真夏の蜃気楼) (1983年)
Finis Hendersonはアメリカのショー・ビジネス界で活躍するエンターテイナー。シンガーとしてソロ・アルバムを1枚残しており、それがこの『Finis』だ。

当時の日本盤には『真夏の蜃気楼』という素敵な邦題がつき、人影のないビーチの向こうに穏やかな青い海が拡がる差し込みジャケットが使われた。曲名にも「夏」「海」「地平線」「夜」「恋」といった言葉がちりばめられ、そうしたイメージ戦略と内容の良さから、夏のAOR/ブラック・コンテンポラリーの定盤となっている。

本作はMotownレコードからの発売で、元EW&FのギタリストであるAl McKayがプロデュースを担当した。収録曲も4曲(2, 4, 7, 10)をAl McKayが手がけている。

1曲目の「Skip To My Lou / サマー・スキップ」は、ビター&スウィートなメロディをダンサブルなビートに乗せた爽快なナンバー。ファルセットを巧みに用いるFinisの歌も艶っぽく、R&Bチャートの48位どまりということが意外に思えるようなヒット性の高い曲だ。

煌びやかなダンス・チューンの「Blame It On The Night / 夜を彩る地平線」は、NiteflyteのSandy Torano等の作。美しいバック・コーラスはPagesと思われる。

サンバのリズムを思わせるパーカッションのイントロに続く「Call Me / 海を翔ける恋」もクールなダンス・チューン。これはBill WolferとFinis Hendersonの共作で、Wolferの82年のアルバム『Wolf / デジタルの夜』の収録曲。そこでもFinis Hendersonが歌っている。

ロマンティックなバラード「Crush on You」はStevie Wonderの書き下ろし。メロウなミディアム・チューンの「I'd Rather Be Gone / 色褪せた想い」は、Playerのメンバーで「Baby Come Back」の作者でもあるJ.C. Crowley等の作。曲がとても充実している。

アメリカでは「Lovers」もシングル・カットされた。心地よいシャッフル・ビートはJeff Porcaroだろうか。ほろ苦いメロディと日本盤のジャケットの相性も良く、リピートで聴きたくなるような名曲だ。

●収録曲
1. Skip to My Lou / サマー・スキップ - 5:01
2. Making Love - 3:46
3. Lovers - 4:46
4. You Owe It All to Love / 真夏のイマージュ - 3:29
5. Blame It on the Night / 夜を彩る地平線 - 3:41
6a. Percussion Intro - 1:40
6b. Call Me / 海を翔ける恋 - 4:44
7. Viña del Mar / 海辺の葡萄園 - 0:48
8. Crush on You - 4:03
9. I'd Rather Be Gone / 色褪せた想い - 3:40
10. School Girl - 5:20


◆プロデュース: Al McKay(g, ar)

◆参加ミュージシャン: Steve Lukather/Michael Landau/Paul Jackson Jr.(g), Erich Bulling(k, ar), Randy Kerber/Tom Keane/Michael Boddicker(k), Abraham Laboriel/Neil Stubenhaus/Nathan East(b), Jeff Porcaro/Carlos Vega/John Robinson(ds), Philip Bailey/Ralph Johnson/Paulinho Da Costa(per), Jerry Hey(tp), Bill Champlin/Richard Page/Steve George/Garry Glenn(bv), etc


関連記事

最後までお読みいただきありがとうございます。
ブログ・ランキングの応援をよろしくお願いします。

▶スポンサーリンク



2017/06/06 17:49 AOR名盤(1983年) TB(0) CM(2)
コメント
懐かしい
おはようございます。
これも懐かしい。当時、中学生だった私、同級生からこのLPを無理やり借りさせられ、「BGMとしてはいいね」くらいの感想しか言えませんでした(笑)。それから10数年、AOR好きになったとき、本作の良さに気付きました。①「Skip To My Lou」のPVなんてあったんですね~。
個人的には⑧「Crush On You」が大好きです。
(それにしてもブログの更新頻度高いですね…)
2017/06/08 07:05 240 URL [ 編集 ]
Re: 懐かしい
240さん、こんにちは

中学生でFinis Hendersonを薦めるとは、その同級生も相当な玄人ですね。私はSimon&GarfunkelやBilly Joel、The Beatlesあたりをせっせと聴いてました…。「Skip To My Lou」のPV、私もこの度初めて見ました。なんだかMichael Jacksonみたいで、イイ感じ出してます。ブログは「ほぼ日」の更新を目指してますが、その時の気分に結構左右されますね…
2017/06/08 11:31 Warm Breeze URL













 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
https://coolsnd.blog.fc2.com/tb.php/39-9dd12196
カテゴリ

+ボタンをクリックするとツリーが開きます。

スポンサーリンク
プロフィール

Warm Breeze

大好きな洋楽を生活のサプリメントにしています。
70's、80'sの洋楽を中心に、豊かで極上の音楽を紹介します。


※写真はBobby Caldwellの1978年のアルバム『Bobby Caldwell

最新記事一覧
AOR名盤(1980年) - Larsen-Feiten Band / Larsen-Feiten Band 2017/10/22
AOR名盤(1982年) - Michael McDonald / If That's What It Takes (思慕(ワン・ウェイ・ハート)) 2017/10/20
AOR名盤(1984年) - Michael Ruff / Once In A Lifetime (シティ・ウォーキン) 2017/10/18
AOR名盤(1983年) - Brenda Russell / Two Eyes (出逢いのときめき) 2017/10/16
AOR名盤(1977年) - Michael Franks / Sleeping Gypsy 2017/10/14
リンク
AORの名盤 330選AORの名盤 330選
AORの名盤 約330タイトルを厳選して年代順に紹介します。
Rock(ロック)の名盤 435選Rock(ロック)の名盤 435選
ロックの名盤 435タイトルを厳選して年代順に紹介します。
ロック、ジャズのお薦めCD BOXセットロック、ジャズのCD BOXセット
ロックやジャズのお薦めのCD BOXセットをジャンル別に紹介します。
ベストヒットUSA 80's オープニング・ジャケット・コレクションベストヒットUSA 80's オープニング・ジャケット・コレクション
番組の冒頭映像で流れるアルバム・ジャケットを紹介します。
Progressive Rock名盤Progressive Rock名盤
プログレッシヴ・ロックの名盤を紹介します。
Hard Rock名盤Hard Rock名盤
ハード・ロックの名盤を紹介します。
Warm Breeze (Twitter)Warm Breeze (Twitter)
管理人が気ままにツイートしています。
アクセスランキング
お気に入りブログ
ローリングウエストさん
『逍遥日記』
rolingwest.exblog.jp
240さん
『音楽の杜』
y240.exblog.jp
アクセスカウンター