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Warm Breeze

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Kenny Rogers / What About Me (1984年) - アルバム・レビュー

2017年06月04日
AOR名盤(1984~1990年) 2
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Kenny Rogersの1984年のアルバム『What About Me』の紹介です。
Kenny Rogers / What About Me (1984年)
Kenny Rogersはアメリカのカントリー・ミュージック界の大御所。50年代後半から音楽活動を始め、「Kenny Rogers and The First Edition」などのバンド活動を経たのちにソロに転向した。最初のソロ・アルバムは76年に出されており、本作『What About Me』はスタジオ・アルバムとしては12作目。David Fosterを共同プロデューサーに起用し、80年代の時流のサウンドを捉えたAC(Adult Contemporary)路線の内容となっている。

David Fosterはタイトル曲「What About Me」をKenny Rogersと共同プロデュースした他、3曲(2, 7, 8)のプロデュースを担当。残りの曲をKenny Rogersがプロデュースした。

「What About Me」は、Rogers, Foster, Richard Marxという豪華な顔ぶれが共作した美しいバラード。Rogers, Kim Carnes, James Ingramの3人によるゴージャスなデュエットも実現し、Billboard Hot 100チャートの15位、ACチャートでは1位を記録するヒットとなった。

Richard Marxはソロ・デビュー前だが、この曲の他に「Somebody Took My Love」と「Crazy」の曲作りも手掛けている。

爽やかなポップ・ナンバーの「Somebody Took My Love」はMarxとDavid Pomeranzの共作。ロマンティックなバラードの「Crazy」はMarxとKenny Rogersの共作だ。「Crazy」はセカンド・シングルとなり、Hot 100チャートでは79位どまりだったが、ACチャートの5位、Hot Country Songsチャートでは1位を記録した。

Cindy Feeとデュエットした「I Don't Want To Know Why」もしっとりしたバラードで、収録曲の半分をこうした曲が占めている。

86年のアルバム『』ではJay Graydonが全面的にプロデュースを担当し、本作以上にコンテンポラリーな内容になった。80年代中盤の豊かで華やかな空気が香る快作で、AOR好きや80's洋楽好きにはそちらもお薦めだ。

●収録曲
1. What About Me - 4:23
2. The Night Goes On - 4:35
3. Dream Dancin' - 4:25
4. Two Hearts One Love - 3:36
5. I Don't Want To Know Why - 4:06
6. Didn't We - 3:55
7. Somebody Took My Love - 3:52
8. Crazy - 3:43
9. The Stranger - 3:46
10. Heart To Heart - 3:42


◆プロデュース: Kenny Rogers, David Foster(k, ar)

◆参加ミュージシャン: James Ingram/Kim Carnes/Cindy Fee(vo), Dann Huff/Paul Jackson Jr./Michael Landau/Fred Tackett(g), Randy Kerber/Tom Keane/John Hobbs/Erich Bulling(k), Nathan East/Neil Stubenhaus/Dennis Belfield(b), Joe Chemay(b, bv), John Robinson/Ed Greene(ds), Sheila E./Steve Forman(per), Richard Marx/Ken Cetera(bv), Jeremy Lubbock(strings ar), etc


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Warm Breeze
この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

コメント2件

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ローリングウエスト

ケニ―ロジャースは70年代中期頃からよき聞いていました。地方から大学入学で上京(1976年)、四畳半下宿での楽しみはFENラジオから絶えず流れてくる。「全米TOP40」で、しわがれた声でポツポツと歌う髭面のオッサン「ケニー・ロジャース」の「ルシール」や「弱虫トミー」など地味ながらも味わい深いヒット曲がラジオから沢山流れていました。70年代の名盤「ギャンブラー」によって徐々にブレイクしていった感じですね。その後はバラード路線に力を入れ始め「シー・ビリーヴス・インミー」「愛のメッセージ」(1978)など耳心地のいいヒット曲が大好きでした。80年代にはライオネルリッチー等と交流を深め「レイディ」(後編で紹介)が世界的なプラチナヒットを達成しPOPS面でも大御所的な存在になっちゃったな~1985年は「USA・フォー・アフリカ」ですもんね。

2017年06月05日 (月) 07:12

Warm Breeze

Re: タイトルなし

RWさん、こんにちは

私は80年代のケニー・ロジャースから知ったので、バラードを歌うおじさんというイメージがありますね。「レイディ」など、いい曲だなぁと思いながら当時ラジオで聴いてました。デュエットも多いですね。シーナ・イーストンとのデュエットは正直ビックリしましたが…。結婚も5回していて、本当に大御所という感じがしますね。

2017年06月05日 (月) 10:19