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Niteflyte / Niteflyte II (1981年) - アルバム・レビュー

2019年07月06日
AOR名盤(1981年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Niteflyteの1981年のアルバム『Niteflyte II』の紹介です。
Niteflyte / Niteflyte II (1981年)
Niteflyteは、Sandy Torano(g)とHoward Johnson(vo)の二人が結成したマイアミのソウル・ユニット。彼らは2枚のアルバムを残しており、どちらもフリー・ソウルやAORの人気盤になっている。この『Niteflyte II』は彼らのセカンド・アルバム。

収録曲は1曲目の「You Are」を除いて彼らのオリジナルで、Howard Johnsonが1曲(6)、Sandy Toranoが残り全てを書いている(「Anyway You Want」はFrank Corneliusとの共作)。また、Sandy Toranoはファースト・アルバムの『Niteflyte I』に続いて、アルバムのプロデュースを担当した。

「You Are」はMark CraneyとBrad Coleの共作。Mark Craneyは、Gino Vannelliの78年の名作『Brother To Brother』で見事な腕前を披露したドラマーと同じ名前だが、同一人物かどうかは分からない。

この「You Are」は、キャッチーなメロディ、躍動感溢れる演奏、都会的な華やかさの三拍子を揃えた、惚れ惚れするようなナンバー。サビの "Hey Hey Hey You" は、SMAPの94年のヒット曲「がんばりましょう」の元ネタとしても知られている。

続く「You're Breaking My Heart」は美しすぎるバラード。イントロのきらきらした鍵盤の音に続いて流れ出すメロディの、なんと切なく爽やかで、ロマンティックなことか…。

軽やかなレゲエの「Shoot From The Hip」をはさんで、「Anyway You Want」と「Sexy Dancer」ではふたたび切れ味抜群のグルーヴで攻める。シャープなナンバーとうっとりするように美しいバラードがあり、どちらも爽やかに洗練しているところがNiteflyteの魅力。

Sandy Toranoのギターの腕もかなりのもの。「You Are」では情熱的なソロを弾き、「Anyway You Want」のイントロではシャープなカッティングを披露し、インスト曲の「Alicia's Song」ではフュージョン・タッチの哀愁味のあるギターで魅せる。

ラストの甘美なバラード「I Knew It Couldn't Happen」のエンディングでは、ベース、サックス、ヴォーカル・ハーモニーが一体となって、さながら10ccの「I'm Not In Love」のような幻想的で美しい音を奏でており、とても豊かな聴き心地。

アルバムのバック・カヴァーに記されたSandy Toranoのメッセージが泣かせる。

This album is dedicated to the memory of my grandmother, Bonita Lopez
Nov. 4, 1904-Nov. 18, 1980

●収録曲
1. You Are - 3:49
2. You're Breaking My Heart - 4:12
3. Shoot From The Hip - 4:19
4. Anyway You Want - 4:07
5. Sexy Dancer - 4:11
6. On Your Own - 3:54
7. Alicia's Song - 4:18
8. I Knew It Couldn't Happen - 3:51


◆プロデュース: Sandy Torano, Barry Mraz

◆参加ミュージシャン: Sandy Torano(vo, g, ar), Howard Johnson(vo)
with George Bitzer(k), Chocolate Perry/Frank Cornelius(b), Steve Ferrante/Joe Galdo(ds), Joe Lala(per), Jeff Kirk(sax), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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