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John O'Banion / John O'Banion (僕のラヴ・ソング) (1981年) - アルバム・レビュー

2017年10月03日
AOR名盤(1981年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、John O'Banionの1981年のアルバム『John O' Banion / 僕のラヴ・ソング』の紹介です。
John O'Banion / John O'Banion (僕のラヴ・ソング) (1981年)
John O'Banionはインディアナ州ココモ生まれのシンガー。13歳の頃からローカル・バンドで歌い始め、長い下積みを経験した後、34歳の年に出したファースト・アルバムが本作である。

プロデュースをJoey Carbone(k)とRichie Zito(g)のコンビが担当しており、1曲のカヴァー・ソング(8)を除いて、全ての曲をこの二人が中心となって書いている。

このアルバムからはミディアム・テンポの「Love You Like I Never Loved Before / 僕のラヴ・ソング」がシングル・カットされ、Billboard Hot 100チャートの24位を記録した。ほのぼのと懐かしさを感じさせるメロディが心地よいナンバーだ。

JoeyとRichieはとても優れたソングライター・コンビで、「Love Is Blind」のようなロック・ナンバーから、「You're In My Life Again」や「Love Is In Your Eyes」のようなロマンティックなバラードまで、フックのある瑞々しいメロディの曲が揃っている。「Love Is Blind」は、Uriah Heepも83年作のアルバム『』でカヴァーした。

John O'Banionは透明で伸びやかなハイトーン・ヴォイスの持ち主。天与の声と下積みで磨いた歌唱力を駆使して、エモーショナルにロマンティックに歌う。スケールの大きな歌いっぷりは見事で、JoeyとRichieの作る曲の良さを存分に引き立てている。

歌の上手さだけでなく、清潔なルックスやどこか陰のある佇まいが日本では受けた。82年の東京音楽祭に招かれてグランプリを獲得し、翌年には映画『里見八犬伝』の主題歌を歌っている。2007年のバレンタイン・デーに他界し、帰らぬ人となった。

このアルバムは、ワーナーの「AOR BEST SELECTION 1300」シリーズから2016年9月に高品質SHM-CDで再発された。個人的にすごく好きなアルバムである。

●収録曲
1. Love You Like I Never Loved Before / 僕のラヴ・ソング - 3:29
2. You're In My Life Again / 涙でもう一度 - 3:09
3. Love Is Blind - 3:34
4. Our Love Can Make It / 二人のメイク・ラヴ - 3:12
5. Love Is In Your Eyes / 瞳にうちあけて - 3:17
6. Come To My Love - 3:21
7. Take A Chance On Love / 恋のチャレンジ - 3:14
8. Walk Away Renee / いとしのルネ - 2:30
9. If You Love Me - 3:30
10. She's Not For You / 哀愁のフィナーレ - 4:00
11. Something About Your Love (Bonus Track)
12. Greener Pastures (Bonus Track)


◆プロデュース: Joey Carbone(k, per, bv, ar), Richie Zito(g, ar)

◆参加ミュージシャン: Dennis Belfield(b), Carlos Vega(ds), Lenny Castro(per), Bobby Kimball/Jon Joyce/Jimmy Haas/Stan Farber(bv), James Newton Howard(strings ar)


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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