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Terence Boylanの1977年のアルバム『Terence Boylan』。
![]() Terence Boylanはアメリカのシンガー・ソングライター。後にSteely Danを結成するDonald FagenとWalter Beckerとは大学のクラス・メイトであった。 Terence Boylanのファースト・アルバムは69年の『』。Bob Dylanのようなフォーク・ロックを指向した作品で、Donald FagenとWalter Beckerも全曲で演奏している。実はこれがFagenとBeckerの最初の録音らしい。 それから8年後に出されたセカンド・アルバムが本作。爽やかなウェスト・コースト・サウンドに包まれた美しいアルバムで、「Shake It」や「Sundown Of Fools」、「Rain King」など、メロディの瑞々しいナンバーを揃えている。 ファースト・アルバムに続いてDonald Fagenが参加し、2曲(1, 5)でピアノを弾いている。確かに「Shame」のサウンドやピアノの音色にはSteely Danの曲のようなクールな味わいがある。また、Steve Lukatherが2曲(4, 6)でギターを弾いており、これがLukatherの初レコーディングとのこと。 リリース時の邦題は『リリシズム』だったらしい。"叙情主義" ということだが、Terence Boylanのしなやかな歌声には詩的でロマンティックな響きがあるので、そのような邦題が付いたのだろう。 Terence Boylanが翌年にプロデュースしたDane Donohueのアルバム『Dane Donohue』は、本作の雰囲気とよく似ている。Donohueの歌声はBoylanにとても近いし、『Dane Donohue』の2曲目の「Dance With The Stranger」などは、まるで本作の「Don't Hang Up Those Dancing Shoes」のよう。聴き比べると面白い。 ●収録曲 1. Don't Hang Up Those Dancing Shoes - 3:30 2. Shake It - 3:48 3. Sundown Of Fools - 2:43 4. The War Was Over - 4:21 5. Shame - 4:40 6. Hey Papa - 4:00 7. Where Are You Hiding - 4:09 8. Rain King - 3:38 9. Trains - 5:20 ◆プロデュース: Terence Boylan(vo, g, ds)
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プロフィール (Warm Breeze)
大好きな洋楽を生活のサプリメントにしています。 ※写真はBobby Caldwellの1978年のアルバム『Bobby Caldwell』 最新記事一覧
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これもいいアルバムですよね。「Don't Hang Up Those Dancing Shoes」の世界観は、ホント、デイン・ドナヒューのアルバムと一緒。こっちが本家だと思いますが、私はデインのアルバムを先に聴いていたので、あっちが本家のように感じてしまいます(苦笑)。
テレンスの次のサードアルバムは失敗作のようですね。個人的にはデインがなぜ1作でこの世界を去ってしまったのか、すごく気になります。