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Roger Voudouris / Radio Dream (1979年) - アルバム・レビュー

2018年06月28日
AOR名盤(1979年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Roger Voudourisの1979年のアルバム『Radio Dream』の紹介です。
Roger Voudouris / Radio Dream (1979年)
Roger Voudourisはカリフォルニア生まれのシンガー・ソングライター。70年代中盤にVoudouris & Kahneというユニットでアルバムを2枚残したのちにソロ活動をスタートし、1978年から81年にかけて、年に1枚ずつのペースで4枚のソロ・アルバムを発表している。この『Radio Dream』はセカンド・アルバム。

最初の2枚のアルバムをプロデュースしたのはMichael Omartian。曲作りにも深く関わっており、本作では9曲のうちの7曲(1-4, 5-7, 9)をVoudourisと共作している。また、プレイヤーとしても、キーボード、パーカッション、バック・ヴォーカルを担当した。

本作はどこかノスタルジックな香りのする、甘く爽やかなアルバム。また、Jay Graydon(g)やBrecker兄弟(tp, sax)などのゲスト・プレイヤーはいるものの、R.Voudouris(vo, g), Leland Sklar(b), David Kemper(ds, per), M.Omartian(k, per, bv)の4人によるバンドの音になっているのもいい。何よりも、「Radio Dream」というタイトルが素敵。

このアルバムからは、爽やかなポップ・チューンの「Get Used to It / 僕の想い入れ」がシングル・カットされ、Billboard Hot 100チャートの21位をマークし、Voudourisのキャリア一番のヒットになった。Voudourisの歌声には野性味とソウル・フィーリングがあり、表情も豊か。この曲では、力いっぱいに歌う感じがとてもフレッシュだ。

タイトル曲の「Radio Dream」は、ミディアム・テンポの最高にメロウなナンバー。夢見心地の穏やかなメロディと、Michael Breckerの浮遊感のあるソプラノ・サックスが素晴らしく、Voudourisの歌声には程よい温もりがあって、やけに優しい。

Jay Graydonは「Just What It Takes」のリズム・ギターと、「Does Our Love」「Anything from Anyone」のアコースティック・ギターを弾いているが、裏方に徹していて、クレジットを見ないと気付かない。Voudourisのギターの腕前もなかなかのもので、「The Next Time Around」ではアコギを爪弾きながらしっとりと歌っている。Voudourisのソウルフルな声は、ポップで軽快な曲よりも、こうしたバラードの方が似合うかも。

81年の4作目『On the Heels of Love / もうひとつのラヴ・ソング』は、本作を更にスタイリッシュにした感じ。全曲でJeff Porcaroのドラムスを聴くことができるところもポイントが高く、おすすめ。

●収録曲
1. Get Used to It / 僕の想い入れ - 3:00
2. Just What It Takes - 3:26
3. Does Our Love (Depend on the Night) / 忘れじの夜 - 3:11
4. We Can't Stay Like This Forever / 想い出のアルバム - 3:11
5. Radio Dream - 3:37
6. Anything from Anyone / あなただけを - 3:45
7. We Only Dance 'Cause We Have To / ダンスしようよ - 4:02
8. The Next Time Around - 3:18
9. Reprise - 2:25


◆プロデュース: Michael Omartian(k, per, bv)

◆参加ミュージシャン: Roger Voudouris(vo, g), Leland Sklar(b), David Kemper(ds, per)
with Jay Graydon(g), Randy Brecker(tp), Michael Brecker(sax), Stormie Omartian/Myrna Matthews/Marti McCall(bv)


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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