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Carole Bayer Sager / Carole Bayer Sager (1977年) - アルバム・レビュー

2018年07月03日
AOR名盤(1977年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Carole Bayer Sagerの1977年のアルバム『Carole Bayer Sager / 私自身』の紹介です。
Carole Bayer Sager / Carole Bayer Sager (私自身) (1977年)
Carole Bayer Sagerはニューヨーク生まれの作詞家。Melissa Manchesterの「Don't Cry Out Loud / あなたしか見えない」(78年, 米10位)、Christopher Crossの「Arthur's Theme / ニューヨーク・シティ・セレナーデ」(81年, 米1位)、Dionne & Friendsの「That's What Friends Are For / 愛のハーモニー」(85年, 米1位)、Patti LaBelleとMichael McDonaldのデュエット曲「On My Own」(86年, 米1位)などなど、名だたる曲を書いている。

自身のアルバムは3枚を残しており、この『私自身』はファースト・アルバム。10曲の共作者は、Melissa Manchester(1, 10)、Peter Allen(3, 6, 9)、Bruce Roberts(5, 7, 8)、Bette Midler(7, 8)、Johnny Vastano(2)、Marvin Hamlisch(4)となっている。

Melissa Manchesterとの2曲は、静かで穏やかな曲。「Home To Myself / 私自身」は、Melissaの73年のデビュー作『』のタイトル曲で、「Come In From The Rain / 雨に想いを」は76年のアルバム『』の収録曲。Diana Rossも77年のアルバム『』で、「雨に想いを」を歌っている。

Peter Allenと作った曲のうち、「Don't Wish Too Hard」はポップで軽快なナンバー。また、「I'd Rather Leave While I'm In Love/ 愛しているからさよならを」は優しいバラード。Allenは79年のアルバム『』で、この2曲をセルフ・カヴァーしている。

「愛しているからさよならを」は他の女性シンガーも歌った人気曲で、Dusty Springfieldは同年のアルバム『』で、Rita Coolidgeは79年のアルバム『』で、この曲を歌っている。

Bruce Robertsと書いた曲のうち、「You're Moving Out Today / おかしな恋人」は、戯曲っぽくアレンジされた愉快な曲。Carole Bayer Sagerのスキャットが初々しくて可愛らしい。もう一人の共作者のBette Midlerも、同じ年のライヴ・アルバム『』で歌っている。

Carole Bayer Sagerの歌声は少しハスキーなウィスパー・ヴォイス。訥々と語りかけるようなスタイルが独特で、とても親密に感じる。この時の彼女は30歳。バック・カヴァーの表情にはまだあどけなさが残っているようで、可愛らしい。
Carole Bayer Sager / Carole Bayer Sager (私自身) (バック・カヴァー)

●収録曲
1. Come In From The Rain / 雨に想いを - 2:48
2. Until The Next Time / ネクスト・タイム - 3:30
3. Don't Wish Too Hard - 4:04
4. Sweet Alibis - 3:46
5. Aces - 3:20
6. I'd Rather Leave While I'm In Love / 愛しているからさよならを - 2:48
7. Steal Away Again - 4:16
8. You're Moving Out Today / おかしな恋人 - 3:33
9. Shy As A Violet - 3:06
10. Home To Myself / 私自身 - 2:48


◆プロデュース: Brooks Arthur

◆参加ミュージシャン: Carole Bayer Sager/Bette Midler/Tony Orlando(vo), Bruce Roberts/Melissa Manchester/Peter Allen(k, bv), Marvin Hamlisch(k), Lee Ritenour/Thom Rotella(g), Lee Sklar/Will Lee(b), Jim Keltner/Roy Markowitz/Russ Kunkel(ds), Johnny Vastano/Brenda Russell(bv), Paul Buckmaster(strings ar), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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