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Christopher Cross / Another Page (1983年) - アルバム・レビュー

2018年07月05日
AOR名盤(1983年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Christopher Crossの1983年のアルバム『Another Page』の紹介です。
Christopher Cross / Another Page (1983年)
Christopher Crossは清涼感溢れる美声のシンガー・ソングライター。1979年のデビュー・アルバム『南から来た男』は華々しい成果をあげた名作で、「Sailing」(米1位)、「Ride Like the Wind / 風立ちぬ」(同2位)という2曲のTop 10ヒットを生み、「Album of the Year」「Song of the Year」を含む5部門でグラミー賞を受賞した。

この『Another Page』はセカンド・アルバム。ジャケットに大きく描かれたピンクのフラミンゴ(目つきがちょっと怖い…)はデビュー作のジャケットにも描かれていたもので、いわばChristopher Crossのシンボルみたいなもの。

プロデュースを担当したのは、前作に続いてMichael Omartian。Michael Mabenと共作した「Deal 'Em Again」以外は自作の曲で、前作よりもアップ・テンポの曲が減り、メロディと歌声の美しさをじっくり聴かせるタイプの曲が増えている。Christopher Crossの透明度の高いハイトーン・ヴォイスは、それ自体が上質な楽器のようなものだ。

ゲスト・ミュージシャンを曲ごとに変えており、特にバック・ヴォーカルは豪華。「悲しきメモリー」と「All Right」をMichael McDonald、「つれないベイビー」をCarl Wilson、「Deal 'Em Again」と「ゲームの規則」をDon HenleyとJ.D. Souther、「夢のささやき」をArt Garfunkelが各々担当し、Christopher Crossの歌声を引き立てている。また、「愛に迷って」では、Karla Bonoffとの爽やかなデュエットを聴くことができる。

ギター・ソロにおいては、Jay Graydonが「Deal 'Em Again」を、Steve Lukatherが「All Right」を担当。ラストの「英知の言葉」では、Christopher Cross自らがソロを弾いており、エモーショナルで伸びやかなソロは、GraydonやLukatherよりも印象に残るかも。

このアルバムは、Billboard 200チャートの11位をマーク。シングルでは、「All Right」がBillboard Hot 100チャートの12位、「No Time for Talk」が33位、「Think of Laura」が9位を記録した。デビュー作のような華やかさはないが、曲のクオリティは互角だし、何よりも歌声の美しさをじっくり味わうことができる。

●収録曲
1. No Time for Talk / 悲しきメモリー - 4:22
2. Baby Says No / つれないベイビー - 6:04
3. What Am I Supposed to Believe / 愛に迷って - 4:22
4. Deal 'Em Again - 3:10
5. Think of Laura / 忘れじのローラ - 3:22
6. All Right - 4:18
7. Talking in My Sleep / 夢のささやき - 3:34
8. Nature of the Game / ゲームの規則 - 3:55
9. Long World / 見果てぬ世界 - 3:32
10. Words of Wisdom / 英知の言葉 - 5:52


◆プロデュース: Michael Omartian(k, sy, per, ar)

◆参加ミュージシャン: Christopher Cross(vo, g), Karla Bonoff(vo), Jay Graydon/Steve Lukather(g), Abraham Laboriel/Mike Porcaro/Andy Salmon(b), Steve Gadd/Jeff Porcaro/Tommy Taylor(ds), Tom Scott/Ernie Watts(sax), Paulinho Da Costa/Lenny Castro(per), Rob Meurer(sy, k, per), Don Henley/Art Garfunkel/Michael McDonald/J.D. Souther/Carl Wilson(bv)


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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