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Michael Franksの1975年作『The Art Of Tea』。
Michael Franks / The Art Of Tea
このアルバムは、Michael Franksのセカンド・アルバムである。
ファースト・アルバムはマイナー・レーベルから出されているので、本作がメジャー・デビュー作になる。

Michael Franksは現在も活動を続けているが、ボサノヴァ・タッチのジャジーなサウンドをバックに、繊細なウィスパー・ヴォイスでクールに歌うスタイルは、本作で既に確立されている。

その個性的な音楽は、一聴するとMichael Franksのものと分かる。
また、端正な顔立ちと知的な佇まい、スタイリッシュなカヴァー・アートというビジュアル面にも独特の上質感がある。

似たアーティストに、Steely DanのDonald Fagenや、Kenny Rankin、Ben Sidranなどを思い浮かべるが、Michael Franksの場合は、高いインテリジェンスを感じさせる点が個性になっているように思う。

実際、この人は相当なインテリである。
比較文学の博士号を持っており、博士論文は「現代歌曲の創作とその社会との関係」をテーマとしたらしい。
内容がまったく想像できない。

本作のプロデュースはTommy LiPumaが担当した。
エンジニアをAl Schmitt、ストリング・アレンジをNick DeCaroが担当しており、「LiPuma - Schmitt - DeCaro」の黄金トリオが生んだ名盤の一つである。

バックには、The CrusadersのメンバーであるLarry Carlton(g), Joe Sample(k), Wilton Felder(b)を中心に、Michael Brecker/David Sanborn(sax)等、一流のミュージシャンを揃え、その演奏は上品そのもの。
BGM的でありながら、静かな魅力を強力に放つサウンドに抗いようもなく引き込まれる。

Michael Franksには目立ったヒット曲がない。
このアルバムからは「Popsicle Toes」がシングル・カットされ、Billboardのチャートでは43位であった。
The Manhattan Transferが翌年のアルバム『Coming Out』で、この曲をいち早くカヴァーしている。

本作は、ワーナーの「AOR BEST SELECTION 1300」シリーズの第2弾として、10月19日に高品質SHM-CDで再発された。
大人が酔えるサウンド、若者を背伸びさせる音楽だ。

●収録曲
1. Nightmoves / 愛はむなしく - 4:03
2. Eggplant - 3:34
3. Monkey See, Monkey Do - 3:33
4. St. Elmo's Fire / 聖エルモの火 - 3:58
5. I Don't Know Why I'm So Happy I'm Sad / 愛の苦しみ - 4:16
6. Jive - 3:16
7. Popsicle Toes - 4:35
8. Sometimes I Just Forget To Smile / 微笑みを失う時 - 3:45
9. Mr. Blue - 4:03


◆プロデュース: Tommy LiPuma

◆参加ミュージシャン: Larry Carlton(g), Joe Sample(k), Wilton Felder(b), John Guerin(ds, per), Michael Brecker/David Sanborn(sax), Larry Bunker(vibes), Jerry Steinholtz(per), Nick DeCaro(string ar)


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2016/09/22 18:31 AOR名盤(1974~1976年) TB(0) CM(0)
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