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Michael McDonald / No Lookin' Back (1985年) - アルバム・レビュー

2018年07月17日
AOR名盤(1984~1990年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Michael McDonaldの1985年のアルバム『No Lookin' Back』の紹介です。
Michael McDonald / No Lookin' Back (1985年)
Michael McDonaldは甘いハスキー・ヴォイスとソウルフルな歌い口で人気のあるシンガー・ソングライター。70年代にSteely DanとThe Doobie Brothersという、アメリカの東西海岸のメジャー・グループを渡り歩き、1982年からはソロで活動をしている。

この『No Lookin' Back』は、Michael McDonaldの2枚目のソロ・アルバム。82年のソロ1作目『If That's What It Takes / 思慕(ワン・ウェイ・ハート)』からは3年のブランクがあり、この間にMichael McDonaldはAmy Hollandとの結婚生活をスタートしている(83年)。

本作のプロデュースは、前作も担当したベテラン・プロデューサーのTed TemplemanとMichaelの共同で行われた。ほとんどの曲が共作で、共作者は、Kenny Loggins/Ed Sanford(1)、Chuck Sabatino(3-5), David Pack(4, 6)、奥様のAmy(7)、Grady Walker(8)、Randy Goodrum(9)となっている。

私はMichael McDonaldの作る、ほろ苦いけど爽やかなサビのメロディが好きで、そうした曲を聴くのは幸せ。このアルバムでは、「By Heart」や「Any Foolish Thing」のサビのメロディにMichaelらしさを感じる。ここからメロウで優美なバラードの「Our Love」を経て、奥様との共作「On Your Every Word」へと続く流れはなかなかいい。

The Doobie Brothersの「What A Fool Believes」(MichaelとKenny Logginsの共作)の大ヒットをきっかけに、70年代終わりから80年代初めにかけて、「キーボードで軽快にリズムを刻む、キャッチーで洗練されたスタイル」が流行り、"Michael McDonaldスタイル" などと呼ばれた。このアルバムでも、奥様と共作した「On Your Every Word」にその面影がある。この曲は、奥様の83年のアルバム『』のタイトル曲だ。

演奏面では、TOTOのJeff Porcaroが1曲(6)を除く全曲でドラムを叩いており、重厚感のある手堅い演奏で貢献している。80年代特有の電子的なサウンドも取り入れているが、全体としては生楽器が主体。また、EaglesのJoe Walshが参加しており、「Bad Times」でブルージーな味わいのスライド・ギターを聴かせる。イーグルスとドゥービーズの共演といったところか。

●収録曲
1. No Lookin' Back - 3:55
2. Bad Times - 4:21
3. (I'll Be Your) Angel - 3:57
4. By Heart - 4:35
5. Any Foolish Thing - 4:23
6. Our Love - 4:32
7. (I Hang) On Your Every Word - 3:22
8. Lost In The Parade - 3:48
9. Don't Let Me Down - 4:01


◆プロデュース: Michael McDonald(vo, k, sy), Ted Templeman

◆参加ミュージシャン: Staff Fieldhouse/George Perilli/Jeff Porcaro/"Roger"(ds), Willie Weeks/Nathan East(b), Randy Goodrum/Mike Hanna/Brian Mann(sy), David Pack(g, sy), Robben Ford/Joe Walsh(g), Cornelius Bumpus(sax), Paulinho da Costa(per), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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