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Jackie Lomax / Did You Ever Have That Feeling? (1977年) - アルバム・レビュー

2018年03月12日
AOR名盤(1977年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Jackie Lomaxの1977年のアルバム『Did You Ever Have That Feeling?』の紹介です。
Jackie Lomax / Did You Ever Have That Feeling? (1977年)
Jackie Lomaxはイングランド出身のシンガー・ソングライター。The Beatlesの設立したApple Recordsからデビューしており、そのデビュー・シングルがGeorge Harrisonの作/プロデュースであることや、デビュー・アルバムの『Is This What You Want?』(69年)もGeorgeのプロデュースであることから注目を集めた。

本作は5枚目のソロ・アルバム。Apple Recordsからのデビューは話題先行で不発に終わっており、2作目以降は渡米してレコード会社も移籍。本作はCapitol Recordsからのリリースである。ソウル・ミュージックへの憧れをストレートに表した内容で、メロウ、グルーヴィ、ファンキーの3要素を揃えた気持ちのいいアルバムだ。Capitol Recordsに移籍した前作『』から打ち出した路線であり、私は未聴だが前作は "英国のNed Doheny" と謳われる充実作らしい。

収録された9曲は全てJackie Lomaxのオリジナル。参加ミュージシャンにはJeff Beckとの活動で知られるMax Middletonの名前もあり、メロウな「Fine Lines」「Floating」の2曲ではドリーミーなMoog Synthesizerを弾いている。

「Part Of My Life」と「Room To Move」は白眉の出来。「Part Of My Life」のメロディやグルーヴは、まるでBoz Scaggsの「Lowdown」。Bozのような艶っぽさはないものの、爽やかで気持ちのいいナンバーだ。

続く「Room To Move」では、イントロの軽やかなフルートや温もりのあるメロディがErik Taggの77年の名作『Rendez-Vous』の収録曲を思わせる。とてもメロウでグルーヴィ。

ストリングスの使い方がビートルズのような「Only Fools (Fools Paradise)」を聴くとApple Records出身という感じがする。手の込んだカヴァー・アートも『Revolver』のイラストを手掛けたKlaus Voormannの制作。中身の音楽に必ずしもマッチしないが、見事なイラストだ。
Jackie Lomax / Did You Ever Have That Feeling? (バック・カヴァー)

このアルバムはユニバーサルの「名盤発見伝」シリーズから2016年9月にSHM-CDで再発されている。前作『Livin' For Lovin' / 愛ある世界』のCDも同時に発売されており、併せてお薦め。

●収録曲
1. One-Of-A-Kind - 3:45
2. Just A Little Bit-O-Your Love - 4:30
3. Soul Light - 4:08
4. Only Fools (Fools Paradise) - 2:43
5. Fine Lines - 2:40
6. Part Of My Life - 3:56
7. Room To Move - 3:56
8. Floating - 4:04
9. I Don'Wanna Live Without You - 5:24


◆プロデュース: Bob Manaco

◆参加ミュージシャン: Jackie Lomax(vo, g)
with Al Ciner(g), Ron Stockert(ar, k), Max Middleton(k), Marty David(b), Andre Fisher/Bugs Pemberton(ds), Jimmy Roberts(sax), Gene Dinwiddie(sax, flute), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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