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Gordon Michaels / Stargazer (1979年) - アルバム・レビュー

2018年09月07日
AOR名盤(1979年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Gordon Michaelsの1979年のアルバム『Stargazer』の紹介です。
Gordon Michaels / Stargazer (1979年)
本作は、アメリカのシンガー・ソングライター、Gordon Michaelsの唯一のアルバム。Tommy LiPumaが立ち上げた Horizonレーベルからのリリースであり、ニューヨークを拠点に活動するセッション・ギタリストのHugh McCrackenがプロデュースを担当している。

この『Stargazer』は、Paul McCartneyへの愛すべきオマージュになっている。それは、メロディの運び方や歌いっぷり、サウンドの質感からはっきりと感じ取れる。Paul風に味付けしたというより、これはもう「Paul McCartneyのアルバム」。ジャケットの強い眼差しも、意欲作であることを物語る。

Paulのカヴァー曲は1曲もなく、全曲がGordon Michaelsのオリジナル。曲によっては本家よりも(?)本物っぽい。「Indoor Lovers」などは、まるでPaulの名曲「Another Day」(71年)のよう。でも、しっかりしたオリジナリティのある楽曲になっている。

プロデューサーのHugh McCrackenは、Paul & Linda McCartney名義の71年のアルバム『』でギターを弾いていた。本作のプロデュースを引き受けたのも、縁というよりは、Gordon Michaelsの意欲を汲んでのことだろう。

参加ミュージシャンは、Richard Tee(k), Tony Levin(b), Rick Marotta(ds), Mike Mainieri(marimba), David Sanborn(sax)など、ニューヨークを中心に活動する実力派。「Turnin' Brown」や「Bermuda」のようなトロピカルな曲を演奏しても、サウンドのクールな質感を失わない。

「Ugly Ramona」から始まるラストの3曲は、ブリティッシュやアイリッシュな気品や湿り気を湛えている。深みのあるメロディはPaulも顔負け。本家のPaulのほうは、翌年に『Ram』から9年振りとなるソロ・アルバム『』をリリースし、テクノ・ポップにアプローチしている。

●収録曲
1. Stargazer - 4:07
2. Monkey Mother - 3:15
3. Indoor Lovers / 窓の外は雨 - 3:36
4. This Is Love - 4:32
5. Turnin' Brown / 小麦色の娘たち - 3:13
6. Find The Angle / 若き日々 - 3:17
7. Bermuda / 夢のバミューダ - 3:02
8. Ugly Ramona - 3:40
9. Danny Dies In Dublin - 3:48
10. Favorite Songs / 君の好きなうた - 3:21


◆プロデュース: Hugh McCracken(g, harmonica, ar)

◆参加ミュージシャン: Gordon Michaels(vo, g, k, ar), Richard Tee(k), Tony Levin(b), Rick Marotta(ds), Mike Mainieri(marimba, string ar), David Sanborn(sax), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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