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Larry John McNally / Larry John McNally (シガレット・アンド・スモーク) (1981年) - アルバム・レビュー

2018年09月02日
AOR名盤(1981年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Larry John McNallyの1981年のアルバム『Larry John McNally / シガレット・アンド・スモーク』の紹介です。
Larry John McNally / Larry John McNally (シガレット・アンド・スモーク) (1981年)
Larry John McNallyは、ニューヨークを拠点に活動するシンガー・ソングライターであり、ギタリスト。大人びた味わいの渋い曲を作る人で、Chaka KahnやRod Stewartなど多くのシンガーが彼の曲を歌っている。

この『Larry John McNally』はファースト・アルバム。プロデュースを担当したのは、元Fifth Avenue BandのJon Lindで、自作の6曲と共作の2曲を収録し、共作者はJon Lind(4)、Andrew Kastner(8)となっている。

1曲目の「Just Like Paradise」は、そのタイトルのように、穏やかなメロディとリラックスした曲調が心地よいナンバー。この曲は、Devonsquare(ディヴォンスクエア)の87年のアルバム『』でカヴァーされた。

続く3曲は、ファンキーで渋いナンバー。特に、「Don't Let _ _ Do Your Talkin' For Ya」のジャジーで粋な味わいはBen Sidranの曲のようで、洒落た歌い回しもBen Sidranぽい。また、「Lose Myself」では、Buzzy Feitenのブルージーなギターが聴きモノ。俳優のBruce Willisが87年のアルバム『』で、この曲を歌っている。

後半は、ポップで都会的なナンバーを収録。「Real Good Thing」は本作唯一のバラードで、苦いメロディとLarryの優しい歌声が心の奥まで沁みる。女性シンガーのMavis Staplesが、79年のアルバム『』において、この曲をカヴァーした。

「Wasn't I Your Friend」は、Average White Bandも録音したシティ・ソウル。オルガンの音色や洗練されたグルーヴがLarsen-Feiten Bandみたいだ。ラストの「Sleep On It」は、Chaka Khanのデビュー・アルバム『』(78年)に提供した曲のセルフ・カヴァー。ここでも、Buzzy Feitenのギターがクールで渋い。

Larry John McNallyは、作る曲の渋さや粋な歌い方から "男Rickie Lee Johnes" と呼ばれることもあるそうだ。夜の街で、煙草に火をともすジャケットも渋い。そう言えば、Rickie Lee Jonesのデビュー作『浪漫』のジャケットも、くわえ煙草でもの憂げにうつむくRickieだっけ。

●収録曲
1. Just Like Paradise - 3:27
2. Broken Down Rock 'N Roll Man - 3:48
3. Don't Let _ _ Do Your Talkin' For Ya - 5:08
4. Lose Myself - 3:40
5. Sleepy Town - 4:17
6. Real Good Thing - 3:02
7. Wasn't I Your Friend - 3:09
8. Sleep On It - 4:03


◆プロデュース: Jon Lind(bv)

◆参加ミュージシャン: Larry John McNally(vo, ag), Buzzy Feiten(g), Victor Feldman(k, per), Bill Payne/Ricky Kelly(k), Reggie McBride/Keni Burke/Chuck Domanico(b), James Gadson/Gary Mallaber(ds), Lenny Castro/Sam Clayton(per), Tom Scott(sax), Varelie Carter(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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