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David Pomeranz / The Truth Of Us (涙のくちづけ) (1981年) - アルバム・レビュー

2018年09月20日
AOR名盤(1981年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、David Pomeranzの1981年のアルバム『The Truth Of Us / 涙のくちづけ』の紹介です。
David Pomeranz / The Truth Of Us (涙のくちづけ) (1981年)
David Pomeranzはニューヨーク生まれのミュージシャン。アーティストへの楽曲提供やソロ・アルバムの制作のほかに、映画やテレビ番組、舞台音楽の作曲を手がけるなど、幅の広い活動をしている。バラードを得意としており、Barry Manilowにもヒット曲を提供している。

この『The Truth Of Us』は、4枚目のソロ・アルバム。収録曲は全てオリジナルで、1曲目の「The Old Songs」とラストの「Cloud Of Music」に関しては、ソングライターのBuddy Kayeとの共作だ。

「The Old Songs」は、ロマンティックな詞を瑞々しいメロディに包んだバラードの名品。もうすぐ現れる彼女とやり直せて、あの頃の歌を二人で聴くことができら…と、昔別れた女性との再開に淡い期待を抱く男の心境を歌っている。Barry Manilowが同じ年のアルバム『』でこの曲を歌い、Billboard Hot 100チャートの15位を記録した。

なお、Barry Manilowの75年のアルバム『』のタイトル曲「Tryin' to Get the Feeling」もDavid Pomeranzの作で、こちらはBillboard Hot 100チャートの10位を記録。オリジナルは、Pomeranzのサード・アルバム『』(75年)に収録されている。

本作のタイトル曲「The Truth Of Us / 涙のくちづけ」も、「The Old Songs」に並ぶ美しいバラード。「The Old Songs」の続きのようなメロディと詩。結局、男の思いは叶わなかったのかも…。ピアノの静かな音色とPomeranzの切々とした歌声を、ストリングスが優しく包む。

ラストの「Cloud Of Music」も、ほとんどピアノだけでしっとりと歌われる。街の喧騒に疲れ果て、愛に飢え乾いたとき、"音楽が雲のように浮かぶ世界" へ行くのだと、音楽の素晴らしさを歌っている。「The Old Songs」や「The Truth Of Us」に対するアンサー・ソングのよう。

「The Old Songs」は、日本のTVドラマ『』(97年, 主演:草彅剛, 瀬戸朝香)の挿入歌にもなった。頬に口づけを受けるアナログ盤のジャケットが、小道具としてほぼ毎回登場したらしい。

●収録曲
1. The Old Songs - 3:57
2. Ask Me To Say "I Do" (And I Will) / 恋のランナー - 4:30
3. This Is What I Dreamed / 夢はそこに - 3:55
4. My Buddy And I - 4:37
5. The Truth Of Us / 涙のくちづけ - 4:30
6. Fat - 5:32
7. Old Home Town - 3:00
8. Hit That Target - 3:25
9. Cloud Of Music - 3:20


◆プロデュース: David Pomeranz(vo, g, k, per), Roy Halee

◆参加ミュージシャン: Lee Ritenour/Tom Seufert/Tim May(g), Gabriel Katona(k), Veyler Hildebrand(b), Carlos Vega(ds), Paulinho Da Costa(per), Dianne Steinberg/Lorna Wright(bv), David Campbell(strings ar), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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