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The Keane Brothers / Taking Off (1979年) - アルバム・レビュー

2018年10月16日
AOR名盤(1979年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、The Keane Brothersの1979年のアルバム『Taking Off』の紹介です。
The Keane Brothers / Taking Off (1979年)
The Keane Brothersは、Tom(兄)とJohn(弟)のKeane兄弟によるポップ・ソウル・デュオ。Tomが12歳、Johnが11歳の1976年に、Dwayne Fordの書いた「Sherry」でシングル・デビューし、翌年にデビュー・アルバム『』をDavid Fosterのプロデュースでリリースした、期待の兄弟である。

この『Taking Off』は、彼らの2作目。前作のDavid Fosterに加えて、TOTOのDavid Paichとモータウン・レコードのヒット・メーカーであるLamont Dozierがプロデューサーに就き、Foster & Paichで2曲(1, 5)を、Lamont Dozierが残りをプロデュースしている。

本作にはカヴァー曲が3曲(2, 4, 8)あり、「Dancin' In The Moonlight」は、King Harvestの72年のアルバム『』のタイトル曲(米13位を記録)。また、「Contract On Love」はLamont Dozier等の作で、Stevie Wonderの66年のアルバム『』の収録曲だ。

「I Wanna Be Where You Are / ボクはキミのマスコット」は、Arthur Ross(Diana Rossの弟)とLeon Wareの共作。Michael Jacksonの72年のソロ・デビュー作『』の収録曲(米16位を記録)である。

残りの曲については、Tom Keaneが2曲(3, 9)、David Paichが1曲(1)、Foster & Paichで1曲(5)、Lamont Dozierが2曲(6, 7)、Fred Rainが1曲(10)を書いた。

Lamont Dozierのプロデュースした曲は、モータウン・サウンドのような柔らかさのあるポップ・ソウル。一方、Foster & Paichプロデュースの2曲は、洗練されたシティ・ソウル。特に、Tom Keaneの書いた「You're Running Away」は本作のベスト・トラックで、メロディもリズムも洒落ている。15歳のTomの声にはあどけなさが残るけれど、曲作りにおいては成熟している。

ラストの「Candy」は、クラブで人気の高い曲らしい。The SoftonesとFirst Classという2つのヴォーカル・グループが共演した同年のアルバム『』で、この曲がカヴァーされた。

Keane兄弟の次のアルバム『Keane / ドライヴィング・サタデイ・ナイト』(81年)は、かっこいいロック・アルバム。4人組のロック・バンド、Keaneに名前を変えてリリースされている。

●収録曲
1. Is Love Not Enough - 3:29
2. Dancin' In The Moonlight - 3:34
3. You're Running Away - 3:04
4. Contract On Love - 4:55
5. One Thing On My Mind - 3:27
6. Taking Off - 4:40
7. Pure Love - 3:18
8. I Wanna Be Where You Are / ボクはキミのマスコット - 3:26
9. Rain Or Shine - 3:32
10. Candy - 3:51


◆プロデュース: Lamont Dozier, David Foster(k), David Paich(k)

◆参加ミュージシャン: Tom Keane(vo, k), John Keane(vo)
with David T. Washington(g), Ed Watkins(b), James Gadson/Rick Calhoun(ds), Paulinho Da Costa(per), Waters(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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