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Wondergap / Wondergap (1978年) - アルバム・レビュー

2018年10月23日
AOR名盤(1978年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Wondergapの1978年のアルバム『Wondergap』の紹介です。
Wondergap / Wondergap (1978年)
Wondergapは、シンガー・ソングライターのAndy Goldmarkが、ギタリストのJim Ryan、女性シンガーのHolly Sherwoodと結成したポップ・トリオ。この『Wondergap』は、彼らの残した唯一のアルバム。

Andy Goldmarkには1973年のソロ・アルバム『』があり、シンガー・ソングライターの名作として評価されている。80年代以降はソングライターの活動に専念するので、レコード制作については、ソロ・アルバム1枚とWondergapのこのアルバムしかない。一方、ソングライターとしては、Pointer Sisters、Jermaine Jackson、Jeffrey Osborne、Michael Boltonなどに多くのヒット曲を提供した。自分のレコードを作るよりも、人に曲を書く方がきっと性に合うのだろう。

本作に参加したミュージシャンは、NYを中心に活躍する名手たち。Cornell Dupree(g), Richard Tee(k), Chris Parker(ds)は、Stuffのメンバー。そこに、Anthony Jackson/Will Lee(b), David Sanborn(sax), Leon Pendarvis(k)なども加わった。また、双子のAlessi兄弟のBilly Alessiがキーボードで参加している。

メロディはポップだけど、大人っぽいアルバム。曲が洗練されていて、"玄人の余裕" のようなものを感じる。Jim Ryanの渋く熟したギターの音色と、Holly Sherwoodのパンチのある歌声も魅力。Hollyの歌をフィーチャした「Sing Hi, Sing Lo / 歌え、高らかに」では、気持ちの入った熱い歌声を聴くことができる。

「Elise / 太陽のエリーズ」「Isn't It Crazy (Starting All Over)」では、Andy Goldmarkの書くメロディの優しさと歌声の温かさがじわりとくる。実は、Andyのリード・ヴォーカル曲がほとんど(10曲中の7曲)。特に、「太陽のエリーズ」の歌声は何だか切なくて、素敵です。

"このアルバムは偉大なニューヨークの伝統が戻ってきたことを示している。素晴らしい音楽家たち、強いシンガー、見事な演奏、いい歌…。" プロデューサーのJohn Anthonyの言葉が胸にストンと落ちる名作。

●収録曲
1. Give Me One Last Chance / ワン・ラスト・チャンス - 3:02
2. Elise / 太陽のエリーズ - 3:54
3. You Slicky My Heart / 心やすらかに - 3:22
4. Mambo Lady - 4:29
5. Sing Hi, Sing Lo / 歌え、高らかに - 4:38
6. Too Wise - 4:17
7. Go On And Take A Bow / ゴー・オン - 3:16
8. I've Never Been So Happy / 果てしない日々 - 3:54
9. Isn't It Crazy (Starting All Over) - 4:01
10. Viking - 4:05


◆プロデュース: John Anthony

◆参加ミュージシャン: Andy Goldmark(vo, k), Jim Ryan(g, vo), Holly Sherwood(vo)
with Cornell Dupree(g), Richard Tee/Leon Pendarvis/Billy Alessi(k), Anthony Jackson/Will Lee(b), Chris Parker(ds), David Sanborn(sax), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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