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Bob & Pauline Wilson / Somebody Loves You (1981年) - アルバム・レビュー

2018年10月30日
AOR名盤(1981年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Bob & Pauline Wilsonの1981年のアルバム『Somebody Loves You』の紹介です。
Bob & Pauline Wilson / Somebody Loves You (1981年)
Bob & Pauline Wilsonは、BobとPaulineのWilson夫妻によるCCMユニット。二人はハワイを代表するフュージョン・グループ、Seawindのメンバーでもある。BobはSeawindのドラマーを担当しながら、グループのほとんどの曲作りを手がける中心的な存在。奥様のPaulineはSeawindの看板シンガーであり、キュートな美声でエネルギッシュに歌う実力派だ。

『Somebody Loves You』は、このユニットの唯一のアルバム。Seawindの4作目『海鳥』が発売された1980年に録音されており、Jerry Hey(tp)を含むSeawindのメンバー全員が参加。その結果、Seawindのポップ & ファンキーなフュージョン路線を受け継いだ作風になり、"Seawindの5作目" のように聴くことができる。

Seawindとの違いは、割とハードなロック・ナンバーの「You Can't Hide」があること。シャープなカッコいい曲で、Paulineのシャウトが意外にも良く合う。Bobはこの後に、Airplayのリード・シンガーのTommy FunderburkとThe Frontというユニットを組み、メロディアス・ロック路線のアルバム『The Front』を作るが、その布石のような爽快なナンバーだ。

曲のタイトルに "Jesus", "Lord", "Joy"などのCCMらしいフレーズが見られるのも、Seawindのアルバムとの違いかも。

バラード系の2曲、「Joyful Melody」「Lullabye Of Love」ではPaulineが歌で魅せる。キュートな「Joyful Melody」に対して、メロウな「Lullabye Of Love」では囁くように歌っており、魅惑のムードを演出。

青い海とヤシの木をバックに、体を寄せて微笑む二人はラヴラヴな感じだけれど、翌年に離婚してしまう。Seawindも解散するので、"本当の" 5作目は実現しなかったが、そのときに録音されていた素材のうち5曲は、91年に発売されたコンピレーション・アルバム『』に収録されて、日の目を見ている。

●収録曲
1. I'll Keep My Eyes On Jesus - 3:44
2. With Love In Your Eyes - 4:32
3. Joyful Melody - 4:29
4. Vision: Power And Glory - 1:36
5. You Can't Hide - 4:18
6. Somebody Loves You - 4:24
7. Lullabye Of Love - 4:04
8. In The Spirit - 4:18
9. Jesus Is My Lord - 4:12


◆プロデュース: Bob Wilson(ds, k, per, bv)

◆参加ミュージシャン: Pauline Wilson(vo, per), Bud Nuanez(g), Kevin Clark(g, b, bv), Larry Williams(k, sax), Ken Wild(b), Paulinho Da Costa(per), Kim Hutchcroft(sax), Jerry Hey(tp), Edie Lehman/Mark Vieha(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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