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Warm Breeze

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Michael Johnson / Dialogue (1979年) - アルバム・レビュー

2019年11月16日
AOR名盤(1979年) 2
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Michael Johnsonの1979年のアルバム『Dialogue』の紹介です。
Michael Johnson / Dialogue (1979年)
Michael Johnsonは、コロラド生まれのシンガー・ソングライター。ライターよりはシンガー寄りの活動スタンスで、アコースティックな風合いの安らぎの曲を丁寧に歌うイメージがある。

この『Dialogue』は5枚目のアルバム。1978年に発表された前作の『The Michael Johnson Album』では、プロデュースをSteve GibsonとBrent Maherが担当し、Bill LaBounty, Tom Snow, Randy Goodrum, Eric Kaz等、AOR好きには馴染みのライターの曲を数多く歌っている。その中から、Randy Goodrumの書いた「Bluer Than Blue」がBillboard Hot 100チャートの12位になり、キャリア最大のヒットを記録した。

本作も、前作の方向性を踏襲したAOR寄りの内容。プロデューサーやソングライターの顔ぶれは前作と同じで、さながら「切ないアコースティック名曲集」といった趣きの素晴らしい選曲になっている。

1曲目の「This Night Won't Last Forever」は、Bill LaBountyの78年のアルバム『This Night Won't Last Forever / 涙は今夜だけ』のタイトル曲。この曲は本作からのファースト・シングルとなり、Billboard Hot 100チャートの19位を記録。4曲目の「Drops Of Water」もBill LaBountyの作で、同じ年に発表されたBillのアルバム『Rain In My Life』に収録された。

「Let This Be A Lesson To You」「I'll Always Love You」「Dialogue」の3曲はTom Snowの作。このうちの「I'll Always Love You」はTom SnowとEric Kazの共作で、しっとりとした情感のあるメロディをMichael Johnsonが優しく歌うアコースティックの名品。繊細なストリングスがとても美しい。

穏やかなバラードの「The Very First Time」と「Doors」はRandy Goodrumの作。前作の「Bluer Than Blue」もそうだが、上品な美しいメロディはRandy Goodrumの得意とするところ。「Doors」に関しては、Randy Goodrumも92年のアルバム『』でセルフ・カヴァーしている。

「She Put The Sad In All His Songs」はRobert ByrneとMac McAnallyの共作。タイトルに相応しいもの哀しさのあるスローなナンバーで、Robert Byrneも同じ年のアルバム『Blame It On The Night / ワン・ナイト・ロマンス』に収録。そして、Parker McGeeの76年のアルバム『Parker McGee』からセレクトした「I Just Can't Say No To You」も切ない。原曲はBillboardのAdult Contemporaryチャートで7位を記録している。

静かに癒されたいときに、とてもおすすめのアルバム。Michael Johnsonは80年代中頃からカントリー・シーンで大活躍し、カントリー・チャートのTop 10ヒットを5曲生んでいる。その後も活動を続けるが、2017年に72歳で他界。サイトは mjblue.com という名前で、ヒット曲の「Bluer Than Blue」が名刺代わりになっている。

●収録曲
1. This Night Won't Last Forever - 3:59
2. Let This Be A Lesson To You - 3:30
3. The Very First Time - 3:11
4. Drops Of Water - 3:18
5. I'll Always Love You - 3:49
6. Doors - 3:09
7. Blackmail - 4:46
8. She Put The Sad In All His Songs - 3:31
9. I Just Can't Say No To You - 3:14
10. Dialogue - 4:25


◆プロデュース: Brent Maher, Steve Gibson(g)

◆参加ミュージシャン: Michael Johnson(vo, g), Jon Goin(g), Randy Goodrum(k, bv), Shane Keister/Tom Snow(k), Jack Williams(b), Kenny Malone(ds), Michael Brecker/David Sanborn(sax), etc


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Warm Breeze
この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

コメント2件

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ローリングウエスト

マイケルジョンソンはカセットテープを持っていた記憶がありますが殆ど聴かなかったのでもう一度トライして見たいと思います。

2016年12月17日 (土) 15:12

Warm Breeze

カセットテープ

それはとても貴重なカセットテープですね。是非トライしてみて下さい。
ここ数年、レコード盤と同じように、カセットテープを見直す動きがあるようですね。
レコード・プレイヤーとカセット・デッキを大昔に捨ててしまったことを後悔しています…

2016年12月17日 (土) 17:39