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Scott Jarrettの1980年作『Without Rhyme Or Reason』。
David Pomeranz / The Truth Of Us
Scott Jarrettは、著名なジャズ・ピアニストであるKeith Jarrettの弟。
Keith Jarrettは5人兄弟の長男であるが、5人のうちの3人、Keith, Chris, そしてScottが音楽の道へと進んだ。KeithとChrisはピアニストになったが、Scottはシンガー・ソングライターである。

本作は、Scott Jarrettの唯一のアルバム。
Dave GrusinとLarry Rosenが立ち上げたフュージョン系のレーベルであるGRPレコード(Grusin/Rosen Productionsの略)からの発売であるが、内容は全てヴォーカル曲。また、全曲がScottのオリジナルである。

プロデュースをGrusinとRosenが自ら担当し、Marcus Miller/Eddie Gomez(b), Chris Parker/Buddy Williams(ds), Ralph MacDonald(per)という精鋭のジャズ・プレイヤーが参加した。当然ながら、サウンド、演奏共にクオリティが高い。

また、兄のKeithが2曲(3, 9)にピアノで参加している。
いつものように、繊細かつ自由なタッチで弾いており、その旋律には得も言われぬロマンティシズムと優しさがある。それが静かなストリングスと共にScottの歌声をそっと包むと、涙腺が緩むような感動を覚える。

ジャケットを見ると、Scott Jarrettの傍らにはアコースティック・ギターがあるが、本作は、Scottのギターの腕前も存分にフィーチャしている。特にタイトル曲「Without Rhyme Or Reason」における、Marcus Miller(b)等と一丸となったアンサンブルは見事。

「I Was A Fool」のハーモニカ奏者は、Toots Thielemans。
陽気なハーモニカだが、どこか郷愁を誘ういつもの音色。今年、天に召されたんだなぁ。。。と思い出した。

Scott Jarrettの歌声は繊細で瑞々しい。
冷えた冬晴れの朝に聴きたくなるような、さわやかで美しいアルバムだ。

●収録曲
1. Miles Of Sea - 4:00
2. I Was A Fool - 3:41
3. Never My Fault - 4:12
4. Without Rhyme Or Reason - 3:45
5. On Looking Back - 2:37
6. Doctor / Nurse - 4:04
7. Lady - 3:14
8. The Image Of You - 5:00
9. Pictures - 4:36


◆プロデュース: Dave Grusin(k, per, ar), Larry Rosen

◆参加ミュージシャン: Scott Jarrett(vo, ag), Keith Jarrett(p), Marcus Miller/Eddie Gomez(b), Chris Parker/Buddy Williams(ds), Ralph MacDonald(per), Toots Thielemans(harmonica)


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2016/12/17 20:37 AOR名盤(1980年) TB(0) CM(2)
コメント
はじめまして
いつも楽しく拝見していています。
このCDずっと探していて最近入手しました。(プチ・プレミア価格でした。Amazonほどではないけど)これ一枚で終了したのはもったいなかったです。しかし、Michael JohnsonもCDの価格すごいですね。(この2in 1は、二枚とも発売時に買いました。)AOR系アルバムの再発もっとやってほしいですね。
2016/12/20 19:19 HY URL [ 編集 ]
Re: はじめまして
コメントありがとうございます。こちらこそ、はじめまして。

Scott Jarrettのこのアルバム、内容がとても良いだけに流通量が少ないのは残念ですね。私は幸運にも店頭で買うことができました。2000年の頃だったと思います。
逆にMichael Johnsonの方は、2in1のCDを少々高い価格でしたが気合いを入れて(?)買いました。

今年は久し振りにAOR系のCD再発が賑わいましたが、この賑わいがもうしばらく続くといいなぁと期待してます。
2016/12/20 21:11 Warm Breeze URL













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