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Warm Breeze

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Kalapana / Kalapana II (1976年) - アルバム・レビュー

2016年12月23日
AOR名盤(1974~1976年) 2
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Kalapanaの1976年作『Kalapana II / ワイキキの熱い砂』の紹介です。
Kalapana / Kalapana II (ワイキキの熱い砂) (1976年)
Kalapanaはハワイを代表するグループ。1973年にMalani Bilyeu(vo, g), D.J.Pratt(g), Mackey Feary(vo, b), Kirk Thompson(k)の4人で結成し、ウェストコースト・サウンドやブルー・アイド・ソウル、フュージョンなどの要素に、ハワイのロコ・サウンドをミックスした「ハワイ産ロック、ポップス」で人気を博した。

ウェストコースト・サウンドの爽快さやブルー・アイド・ソウルのメロウネス、フュージョンの技巧とグルーヴ感、さらにはハワイの空気まで香るその音楽は、多彩で引き出しが多く、聴いていて楽しい。

本作は、Kalapanaのセカンド・アルバム。

収録された12曲のうち、Mackey Fearyが5曲(1, 4, 7, 9, 11)、Malani Bilyeuが4曲(3, 5, 10, 12)、Kirk Thompsonが2曲(6, 8)を作曲しており、「Freedom」についてはFeary, Bilyeu, Prattの3人で共作している。

Fearyの書いた曲の中では「Juliette / 愛しのジュリエット」が素晴らしい。もの哀しいメロディをボサノバ調にアレンジし、Fearyが温かく甘い声で歌うロマンティックなナンバーだ。

ロマンティックという点では、Bilyeuの書いた「(For You) I'd Chase A Rainbow / 虹を追う男」も良い。この曲は、1991年の邦画、『波の数だけ抱きしめて』で使われた。夕暮れの海とウィンド・サーファーをバックに曲が流れる美しいシーンである。

「Dorothy Louise」もBilyeuの書いた名曲。幻想的なメロディを持つ静謐なアコースティック・ナンバーで、Bilyeuの情感を込めた歌唱がじわじわと来る。

スリリングな「Feedom」や、唯一のインストゥルメンタル・ナンバーである「Black Sand / ワイキキの熱い砂」などのフュージョン寄りの曲では、彼らのアンサンブルの良さと演奏技量の高さが分かる。

メンバーのうちFearyとThompsonは後にバンドを離れるが、Kalapanaは現在も日本人ベーシストの佐野 健二氏を含む4人編成で活動中。なお、Fearyが結成したMackey Feary Bandの1978年のファースト・アルバム『Macky Feary Band』もお薦め。Fearyの繊細でロマンティックな曲の数々が胸を打つ名作である。

●収録曲
1. Love 'Em - 3:07
2. Freedom - 3:56
3. (For You) I'd Chase A Rainbow / 虹を追う男 - 2:55
4. Way I Want It To Be - 3:00
5. Dorothy Louise - 3:15
6. Play It Sing It - 3:00
7. Moon And Stars - 3:15
8. Black Sand / ワイキキの熱い砂 - 5:30
9. Lost Again - 3:10
10. Wandering Stranger / 愛はさすらい人 - 3:54
11. Juliette / 愛しのジュリエット - 3:05
12. Nathan's Lament - 3:53


◆プロデュース: Kalapana

◆参加ミュージシャン: Mackey Feary(vo, b, ag, k), D.J.Pratt(g, k, per, bv), Kirk Thompson(vo, k, ag, per), Malani Bilyeu(vo, g, per)
with Alvin Fejerang(ds, per), Michael Paulo(sax, per)


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Warm Breeze
この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

コメント2件

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ローリングウエスト

カラパナは1980年によく聞きました。サーファー族でお洒落な若者に全く関係なかった社会人1年生の頃、まあよき時代だったというか・・。日本が一番輝いていた頃かもしれませんね。
2016年もいよいよ暮れようとしています。今年最後の洋楽記事は。ビートルズ「エリナーリグビー」で締めくくりました。2016年はビートルズにとって特筆的な年でした。来日50周年、リボルバー50周年、LIVEドキュメンタリー映画公開、そして名プロデューサー「ジョージマーチン」の死、彼を追悼・・。

2016年12月24日 (土) 20:46

Warm Breeze

エリナーリグビー

RWさん、いつもコメントをありがとうございます。
「エリナーリグビー」での締めくくり、渋いですね。RWさんのカラオケ定番曲なのですね。

今年は大物ミュージシャンに動きがあった一年ですね。David BowieとPrinceの訃報にショックを受けましたが、年末にRolling Stonesの11年振りのアルバム発売が元気をくれました。
Bob Dylanのノーベル賞受賞も、いい意味で驚きと喜びのあるニュースでした。

2016年12月25日 (日) 07:10