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Mark-Almondの1978年作『Other Peoples Rooms』。
Mark-Almond / Other Peoples Rooms
Mark-Almondは、イングランド生まれのJon Mark(vo, ag)とJohnny Almond(sax, flute)によるポップ・ロック・デュオ。1970年から1981年までの活動期間にライヴ盤1枚を含む8枚のアルバムを残しており、本作は6作目にあたる。

本作のプロデュースはTommy LiPumaが、レコーディングとミキシングはAl Schmittが担当した。
LiPumaとSchmittは、エレガントでメロウ、大人っぽいサウンドのアルバムを数多く生み出した黄金のコンビであり、AORシーンで例を挙げるなら、Nick DeCaroの『Italian Graffiti』、George Bensonの『Breezin'』、Michael Franksの『The Art Of Tea』や『Sleeping Gypsy』などがある。

本作の曲やサウンドの雰囲気は、このうち、Michael Franksの作るアルバムのものにとても近い。意識してそうしたのだろうと思えるほど似ており、ヴォーカルの質感こそ違えど、独特の倦怠感に包まれたジャジーでエレガントな曲とサウンドは、Michael Franksのアルバムを彷彿とさせる。ちなみに、ヴォーカルの声質は、Alan Parson's ProjectのEric Woolfsonのようにハスキーでふくよかだ。

実際に本作では、Michael Franksの同年のアルバム『Burchfield Nines / シティ・エレガンス』から、「Vivaldi's Song」をカヴァーしている。このアルバムも、LiPumaとSchmittのコンビが手掛けた。

なお、カヴァー曲がもう1曲あり、それはDanny O'Keefe作の「You Look Just Like A Girl Again」。O'Keefeの1977年のアルバム『American Roulette』に収録された名曲である。

バック・ミュージシャンは、John Tropea(g), Will Lee(b), Steve Gadd(ds), Ralph MacDonald(per)等、精鋭のジャズ・プレイヤーが固めており、その洗練された演奏には抜群の安定感がある。

薄暗い明りのともる女性の部屋をのぞき見るジャケットは、大人の世界のあやしさを濃厚に放つ。
このカヴァー・アートのような魅惑的なムードが収録曲の全てに浸透しており、統一感の高いスタイリッシュなアルバムだ。2015年の10月に紙ジャケット仕様の輸入盤のCDが再発されており、お薦めである。

●収録曲
1. The City - 6:10
2. Girl On Table 4 - 5:02
3. You Look Just Like A Girl Again - 5:00
4. Other Peoples Rooms - 3:52
5. Lonely People - 6:10
6. Just A Friend - 4:12
7. Then I Have You - 2:34
8. Vivaldi's Song - 5:33


◆プロデュース: Tommy LiPuma

◆参加ミュージシャン: Jon Mark(vo, ag), Johnny Almond(sax, flute)
with John Tropea(g), Leon Pendarvis(k), Larry Williams(sy), Will Lee(b), Steve Gadd(ds), Ralph MacDonald(per), Jerry Hey(flugelhorn), Claus Ogerman(orch ar)


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2016/12/25 18:50 AOR名盤(1978年) TB(0) CM(0)
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