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Michael And Stormie Omartian / The Builder (1980年) - アルバム・レビュー

2018年12月06日
AOR名盤(1980年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Michael And Stormie Omartianの1980年のアルバム『The Builder』の紹介です。
Michael And Stormie Omartian / The Builder (1980年)
Michael Omartianはアメリカを代表する音楽プロデューサーの一人。Christopher CrossやPeter Cetera, Michael Bolton, Whitney Houstonなどのアルバムをプロデュースして数々のヒットを飛ばしたほか、1985年にはQuincy Jonesと共同で「We Are The World」をプロデュースしたことでも知られている。

また、キーボード奏者やシンガー・ソングライターとしても活動しており、ソロ・アルバムや奥様のStormieとの共同名義のアルバムを何作か残している。この『The Builder』は4作目。夫妻名義のアルバムとしては、2作目になる。

Omartian夫妻はアルバムの制作時に家を新築中だったようで、そのことが "The Builder" というタイトルや、家の骨組みを描いたフロント・カヴァーに表れている。また、ミュージシャンのクレジットを "Construction Crew (建築作業員)" と書いたり、ドラムスやベースを "Foundation (土台)"、ホーンズを "Framing (枠組み)"、ソリストを "Finish Work (仕上げ)" と記すなど、ユーモアがあって面白い。

曲作りに関しては、奥様が作詞を、Michaelが作曲を担当。メロディアスでカラフルで、聴いていて楽しい曲が多い。リード・ヴォーカルも二人で分担しており、とても息が合っている。

リード・ギターは、Jay GraydonとPhil Keaggyが担当。「The Only Thing Missing Is You」の滑らかでエレガントなギターは、一聴してJay Graydonと分かる。また、「Big Time」の冒頭で、"受話器で会話する男二人" をMichaelと演じているのはJay Graydonである。

一方のPhil Keaggyは、60年代からプロとして活動するギターの名手。ラストの「End Times」のソロなどは、なかなかスリリングだ。中田利樹氏の書いたライナー・ノーツによると、Eddie Van Halenが「ギターに関する質問は俺なんかじゃなく、Phil Keaggyに訊いてくれよ」と語ったとか。

本作は2000年にクール・サウンドから世界初CD化された。素敵なAORを楽しめるアルバムなのに、その後の再発がないのが残念…。

●収録曲
1. Charlie's Dream - 3:53
2. The Only Thing Missing Is You - 3:58
3. The Builder - 3:53
4. Mr. Trash Man - 3:40
5. Anything You Ask Of Me - 3:50
6. Dr. Jesus - 4:20
7. Big Time - 5:02
8. Half Past Three - 3:20
9. End Times (The Signs Are Clear) - 5:53


◆プロデュース: Michael Omartian(ar, vo, k, per)

◆参加ミュージシャン: Stormie Omartian(vo), Marty Walsh/Jay Graydon/Phil Keaggy(g), Abraham Laboriel(b), Paul Leim(ds), Alex Acuna(per), Kim Hutchcroft(sax), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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