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Whitren + Cartwright / Rhythm Hymn (1983年) - アルバム・レビュー

2018年12月13日
AOR名盤(1983年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Whitren + Cartwrightの1982年のアルバム『Rhythm Hymn / リズムのト・キ・メ・キ』の紹介です。
Whitren + Cartwright / Rhythm Hymn (1983年)
Whitren + Cartwrightは、女性シンガーのJaki WhitrenとソングライターでありマルチプレイヤーであるJohn Cartwrightによるイギリスのユニット。この『Rhythm Hymn』は、彼らのファースト・アルバムである。

イギリスのグループでありながら、プロデューサーにBilly Joelなどのプロデュースで知られるPhil Ramoneを、バック・ミュージシャンにはMarcus Miller/Will Lee(b), Steve Gadd/Buddy Williams(ds)といったアメリカで活躍するジャズの名手を迎えて制作されている。

リラックスしたレゲエ・ナンバーの「Angel」から始まるところが何だか新鮮。曲やサウンドはSteely DanやManhattan Transferのアルバムのように都会的で洗練されており、とてもお洒落。同じ男女のユニットの、Eye To Eyeあたりのクールな雰囲気も感じられる。

1曲(7)を除く全曲をJohn Cartwrightが書いており、レゲエ、ジャズ、ファンク、メロウなど、曲の表情はカラフル。どの曲にも上品でポップなメロディがあって、聴きやすい。JohnはJess Roden Bandの元メンバーで、ベースとソングライターを担当していた。そのJess Rodenの80年の名作『Stonechaser』にも、JohnとJakiの二人は参加している。

Jaki Whitrenは落ち着いた温かい声の持ち主。器用なシンガーで、「Je Veux Pas Dancer」では英語とフランス語を交えて歌っている。多様な人々が集う都会の息づかいを爽やかに歌う「New York」も素敵。Jakiの凛とした歌いっぷりが気持ちよく、Billy Joelの「New York State Of Mind」に匹敵する名品になっている。

JohnとJakiの二人は2016年の11月に日をおいて他界。きっと今も、バック・カヴァーの二人のように見詰め合っているのでしょう。この素晴らしいアルバムを残してくれたことに感謝。
Jaki Whitren and John Cartwright

●収録曲
1. Angel - 3:55
2. That Will Be That - 4:03
3. You Are The Sweetest Thing - 3:37
4. First Class - 4:19
5. On Thru The Nite - 5:03
6. Put Away Your Gun - 3:35
7. Dancin' - 3:45
8. Je Veux Pas Dancer - 5:22
9. New York - 4:20
10. Goodbye Joe - 3:05


◆プロデュース: Jim Bayer, Phil Ramone, John Cartwright

◆参加ミュージシャン: Jaki Whitren(vo, per), John Cartwright(vo, g, k, b, per, ar)
with Teddy Irwin/Lee Goodall/David Brown(g), Dr. John/Rob Mounsey(k), Roland Vasquez(k, per), Marcus Miller/Will Lee(b), Steve Gadd/Buddy Williams(ds), Lenny Pickett(sax, lyricon), David Matthews(strings ar), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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