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Steve Gibb / Let My Song (1979年) - アルバム・レビュー

2018年12月18日
AOR名盤(1979年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Steve Gibbの1979年のアルバム『Let My Song / モノクローム』の紹介です。
Steve Gibb / Let My Song (1981年)
Steve Gibbはカントリー・ポップ界のシンガー・ソングライター。この『Let My Song』は唯一のアルバムで、日本では、田中康夫氏の小説『』に、3曲目の「Tell Me That You Love Me」が取り上げられたことで知られている。

収録曲は全てSteveのオリジナルで、そのうちの4曲(2, 3, 6, 9)はプロデューサーのBuzz Casonとの共作。Buzzと共作した曲にはビートの効いているものもあるが、それ以外は、ピアノを弾きながらしっとりと歌うタイプの詩情豊かなバラードになっている。

1曲目の「She Believes In Me」は、Barry Manilowが歌ったらとっても似合いそうな優しいバラード。実際は、カントリーの大御所、Kenny Rogersの78年のアルバム『』で取り上げられ、そのシングルは翌年にBillboard Hot 100チャートの5位となるヒットを記録した。

この曲のほかにも、Steveのバラードは多くのシンガーに歌われている。日本でSteveが知られるきっかけになった「Tell Me That You Love Me」については、盲目の女性カントリー・シンガーのTerri Gibbsが81年のアルバム『』でカヴァー。

5曲目の「If I Ever Had To Say Goodbye To You」については、女性ポップ・シンガーのHelen Reddyがアルバム『』(78年)で歌ったほか、イギリスの俳優のDennis Watermanも、アルバム『Waterman』(77年)で歌っている。

7曲目の「Look What You've Done」は、女性カントリー・シンガーのDonna Fargoのアルバム『』(80年)や、Paul Ankaのアルバム『Both Sides Of Love』(81年)で取り上げられた。

どのバラードも、メロディが優しくて温かい。Steveはけっして歌の達者なミュージシャンではないが、その丁寧で誠実な歌い方はとても好感をもてる。モノクロのジャケットに写る真っ白なピアノのように、無添加・無着色な感じの(?)バラードを賞味できる。

●収録曲
1. She Believes In Me - 3:58
2. What Could You Know (About Love) - 3:44
3. Tell Me That You Love Me - 3:23
4. Whiskey Dreams & Nursery Rhymes - 3:29
5. If I Ever Had To Say Goodbye To You - 2:58
6. Don't Blame It On Love - 3:43
7. Look What You've Done - 3:23
8. Just An Ordinary Man - 3:35
9. Rock Me Off - 3:55
10. Me & You - 3:59


◆プロデュース: Buzz Cason(k, bv)

◆参加ミュージシャン: Steve Gibb(vo, k), Steve Gibson/Jon Goin(g), Randy Goodrum/Mike Lawler/Bobby Ogdin(k), Jack Williams/Joe Osborne(b), Jerry Carrigan(ds), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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