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David Batteau / Happy In Hollywood (1976年) - アルバム・レビュー

2019年02月05日
AOR名盤(1974~1976年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、David Batteauの1976年のアルバム『Happy In Hollywood』の紹介です。
David Batteau / Happy In Hollywood (1976年)
David Batteau(バトー)はニューヨーク生まれのソングライター。ヒット・メイカーというよりは、Valerie Carterの歌った「Wild Child」(78年)のような印象深い曲を作るライターで、Danny Deardorffの「Teach Me To Dance」(81年)、Sérgio Mendesの「Rainbow's End」(83年)、Michael Sembelloの「Automatic Man」(83年)、などもBatteauの作。この『Happy In Hollywood』は、David Batteauの唯一のアルバム。

プロデュースを手がけたKen Scottは、The BeatlesのアルバムのエンジニアやDavid Bowieのアルバムのプロデュースなどを手がけた大物。収録曲は全てBatteuのオリジナルで、「Walk In Love」のみ、サックス奏者のJohn Klemmerとの共作になっている。

タイトル曲の「Happy In Hollywood」はゆったりとしたリラックス・ナンバー。サンバ調の「Festival Of Fools」やレゲエ調の「Oh, My Little Darling」などもあって、前半は異国情緒のある内容。「Happy In Hollywood」は、Curt Boettcher(カート・ベッチャー)のグループ「Carifornia」も76年に取り上げている。

アルバム後半の「Walk In Love」や「Dancing On Atoms」も穏やかな曲調で、時間がゆったりと流れる。メロウな「Walk In Love」は、The Manhattan Transferのアルバム『』(78年)や、共作者のJohn Klemmerのアルバム『』(78年)でカヴァーされた。

一流のセッション・プレイヤーが参加した演奏は、派手さはないけれど堅実。Jeff Porcaroが全曲でドラムスを演奏しており、「Spaceship Earth」ではファンキーで引き締まったリズムを演出。バック・ヴォーカルにはWatersの女性陣やDeniece Williamsが参加して、David Batteuの素朴な歌声を支えている。ラストの「The Gates In Your Heart / 心の扉」の雄大なスケール感は、Jeffのドラムスの技とたおやかな女性ヴォーカルに支えられている感じがする。

長門 芳郎氏のCD解説によると、David Batteuの父はハーバード大の教授を務めた多才な人で、イルカとのコミュニケーション研究の先駆者でもあったとのこと。73年の映画『』は、その父をモデルにしたものらしい。

●収録曲
1. Happy In Hollywood - 4:22
2. Festival Of Fools - 4:25
3. Oh, My Little Darling - 2:43
4. My Morning Glory - 5:20
5. Orphee (Or-Fäy) - 5:08
6. Walk In Love - 3:35
7. Spaceship Earth - 5:05
8. Dancing On Atoms - 4:09
9. You Need Love - 3:42
10. The Gates In Your Heart / 心の扉 - 4:32


◆プロデュース: Ken Scott

◆参加ミュージシャン: David Batteau(vo, ag), Richard Hewson(ar), David Paich(ar, k), David Spinozza/Robert Ahwai(g), Roy Davis(k), Willie Weeks/Kenny Altman(b), Jeff Porcaro(ds), Milt Holland(per), Deniece Williams/Julia Tillman Waters/Maxine Willard Waters(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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