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Warm Breeze

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Rob Galbraith / Throw Me A Bone (1976年) - アルバム・レビュー

2017年02月11日
AOR名盤(1974~1976年) 2
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Rob Galbraithの1976年のアルバム『Throw Me A Bone』の紹介です。
Rob Galbraith / Throw Me A Bone (1976年)
Rob Galbraithは、テネシー育ちのシンガー・ソングライター。同州の州都であるナッシュヴィルの名前をとった『Nashville Dirt』というアルバムで1970年にデビューしており、それから6年を経てリリースしたセカンド・アルバムが本作である。

デビュー作はスワンプ・アルバムの傑作とされているが、本作はソウルやファンクの要素を取り入れてサウンドを一気に洗練させた、メロウ&グルーヴィーなアルバム。金澤 寿和氏の著書『AOR Light Mellow』では、"知られざる名品" として紹介されている。

プロデュースはRobが自ら行い、収録曲も「300 Pounds Of Hongry」と「Way He Looks At You」を除いて自作の曲である。

1曲目の「Just Be You」は、軽やかなグルーヴに流麗なストリングスと爽快なホーンが絡み、空に舞い上がるような心地よい気分にさせてくれる曲。同じ年のBoz Scaggsの名盤、『Silk Degrees』のような高揚感のあるサウンドだ。

続く「I Majored In Jive」はクールでジャジーな曲。Robの粋な歌い方は、Ben Sidranを彷彿とさせる。

ベースがブンブン唸る「300 Pounds Of Hongry」は、スワンプ・ロックを代表するTony Joe Whiteの1972年のアルバム『』からカヴァーしたノリノリの曲。Robの器用な歌いっぷりが、胸のすくカッコよさだ。

ムードのあるスロウ・ナンバー「The Way He Looks At You」は、作者であるMichael Baconの1973年のアルバム『Bringing It Home』からのカヴァー。Michael Baconとはもう1曲、「They Still Holler Boogie」を共作しているが、こちらはファンキーなナンバーだ。

カントリー調の曲をメロウに仕上げた「Damn It All」と「Just Leave Me Alone」も良い。「Damn It All」は、本作からの先行シングルとなった。

ところで、上に書いたMichael Baconの弟は、1984年の大ヒット映画『』に主演した映画俳優のKevin Bacon。MichaelとKevinは、1995年にThe Bacon Brothersという(冗談のような名前の…)兄弟デュオを結成し、カントリー/フォーク・ロックのアルバムを出している。彼らの最初の2枚のアルバムは、このRob Galbraithがプロデュースを担当した。

●収録曲
1. Just Be You - 4:32
2. I Majored In Jive - 3:35
3. 300 Pounds Of Hongry - 2:57
4. White Boy In The Woodpile - 3:37
5. The Way He Looks At You - 2:54
6. Damn It All - 2:53
7. They Still Holler Boogie - 3:32
8. Just Leave Me Alone - 3:30
9. Throw Me A Bone - 3:21
10. Inspire Me - 4:06


◆プロデュース: Rob Galbraith(vo, ag, k)

◆参加ミュージシャン: Don Potter/Reggtie Young/Tim Krekel(g), Bobby Ogdin/Bobby Wood(k), Joe Osborn/Ray Goin/Steve Brantley(b), Larrie Londin/Hayward Bishop(ds, per), Michael Bacon(cello), Bergen White(string ar), etc


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Warm Breeze
この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

コメント2件

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ローリングウエスト

1976年は小生が大学上京してFENラジオで洋楽三昧だったので多分聴いているはずです!是非ともちぇっくしてみます!
(PS)グレッグレイク、ジョンウエットンと訃報が連続したのでエイジアの「ヒートオブザモーメント」を公開いたしました。あわせて先日、天王洲アイルで展示されている「デビッドボウイ大回顧展」を見に行った来ました。本当に素晴しかったので一般記事で2月16日に公開いたします。またこちらにも是非遊びに来られて下さい。

2017年02月12日 (日) 14:11

Warm Breeze

時へのロマン

プログレのロマンティシズムを体現する偉大な二人が天に召されてしまいましたね。

RWさんの「ヒート・オブ・ザ・モーメント」の記事、拝読しました。懐かしさと共に、改めて『時へのロマン』の全曲が頭の中に蘇りました。80年代の、ちょうどこの頃の洋楽は本当に素晴らしいです。

「デヴィッド・ボウイ大回顧展」、私はまだ行けてないので、RWさんの記事で疑似体験させていただきます。
楽しみにしています。

2017年02月12日 (日) 23:28