洋楽中心生活
Warm Breeze

音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

The Bee's Knees / Pure Honey (1979年) - アルバム・レビュー

2017年02月15日
AOR名盤(1979年) 2
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、The Bee's Kneesの1979年のアルバム『Pure Honey』の紹介です。
The Bee's Knees / Pure Honey (1981年)
The Bee's Kneesは、テキサス州のダラスで活動していた男性3人組。メンバーは、Roger Burton, Jerry Jackson, Michael Paulsonの3人で、1978年と79年にアルバムを1枚ずつ残した。

どちらも自主制作のようだが、ライト&メロウの王道を行く素晴らしいサウンド。フロント・カヴァーでは、美味しそうな純蜜で一杯のボトルがオレンジの光を反射しているが、彼らのサウンドはこの蜜のように甘美でナチュラル。また、ボトルのラベルに描かれた南国の木が象徴するように、爽やかな風を運んでくれる。

2004年にはダラスから遠く離れた日本でCD化され、アルバム制作から40年近く経とうとする今もAmazonではCDが購入できるし、こうしてショート・レビューを書く日本人までいる。

さて、本作は彼らのセカンド・アルバム。収録された9曲は、Tony Joe White作の有名曲「Rainy Night In Georgia」とバック・メンバーのRusty Lewisが書いた1曲(5)を除いてメンバー3人のオリジナル。Roger Burtonが5曲(1, 2, 3, 7, 8)、Jerry Jacksonが1曲(9)、Michael Paulsonが1曲(4)を分担し、それぞれリード・ヴォーカルを取っている。

Roger Burtonの歌声は、Kalapana~Macky Feary BandのMacky Fearyと似ており、人肌のぬくもりのある甘い声がとてもロマンティック。Rogerと比べるとJerryとMichaelの歌声は素朴で荒削りな感じだが、Jerryの歌うラストのバラード「I Can See The Child」などは、しみじみと良い。

2004年に発売されたCDには、ボーナス・トラックの扱いで彼らのファースト・アルバム『The Bee's Knees』から8曲が収録されている。実際にはもう1曲あるのだが、「マスターテープの状態が収録に耐え得る度を越していた」という理由で見送られた。実際に8曲を聴いてみると、確かにそういうところもある。

ファースト・アルバムも、本作の助走となるナチュラルでまろやかな音。なお、自主制作とは言え、AORの名盤『Ports Of The Heart』で知られるJimmie Spheerisが参加している。

●収録曲
1. Starry Eyes
2. Winnin' & Losin'
3. All My Love
4. Slip Away
5. Smile
6. Rainy Night In Georgia
7. Wasted
8. You & I
9. I Can See The Child


◆プロデュース: Larry Wallance(ag, per, bv), Michael Paulson, The Bee's Knees

◆参加ミュージシャン: Roger Burton(vo, g), Jerry Jackson(vo, g, p), Michael Paulson(vo, per)
with Anson Funderburgh/Patrick Darling(g), Rusty Lewis(k, ag, bv), Richard Bannister(b), DC Dancan(ds), Randy Lee(sax), etc


関連記事
この記事が参考になりましたらクリックをお願いします。

気に入ったらシェア!

Warm Breeze
この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

コメント2件

コメントはまだありません

ローリングウエスト

79年は大学4年で就職活動していた時期です。この頃はディスコブームが終わりを告げてAORの芽が胎動していた頃ですね。

2017年02月15日 (水) 22:31

Warm Breeze

Re: タイトルなし

そうですね。Boz Scaggsの『Silk Degrees』が76年、TOTOのデビューが78年なので、79年というとAORシーンが盛り上がり始めた年ですね。

RWさんは洋楽のちょうどいい時期に大学生だったのですね。

私の大学生活は80年代後半でしたので、AORは下火になってました。AORに関しては「後追い派」で、その良さを知って本格的にアルバムを聴き始めたのは2000年頃からです。

2017年02月16日 (木) 23:19