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James Lee Stanleyの1980年作『Midnight Radio』。
James Lee Stanley / Midnight Radio
James Lee Stanleyは、70年代から現在に至るまでアメリカのフォーク・シーンを中心に活動しているシンガー・ソングライター。本作はJamesの4枚目のアルバムで、前作からは6年のブランクが空いている。

"Midnight Radio (真夜中のラジオ)" というロマンティックなタイトルが付けられたアルバム。フロント・カヴァーでは、海辺に停めた車から女性が月を眺めている。きっとカー・ラジオをぼんやりと聴いているのだろう。このほっこりしたイラストのように、癒しと和みを得られるアルバムだ。

アコースティックで穏やかな曲調や温もりのある声質、素朴な歌い方などは、どこかBill LaBountyを思わせる。1曲目の「Anywhere Love Goes」から、その美しくハモる切ないメロディを聴くと無性に感動する。

Stephen Bishopとの親交があるようで、「Rowboat In The Attic」と「In Your Pocket」の2曲はStephen Bishopの作。このアルバムのためにStephenが書いた曲のようだ。Stephenは、次作『Eclipse』(1982年)でも2曲を提供している。

「Rowboat In The Attic」は、静かさとメロディの優しさが沁み入るアコースティックの名品。一方の「In Your Pocket」は、ブルージーで渋い曲。いなせなバック・ヴォーカルは、Jamesの奥様(Pamela Stanley?)だろうか?

ラスト・ナンバーの「Even Cowgirls Get the Blues」は、アメリカの小説家であるTom Robbinsの1976年の小説と同じタイトル。曲のクレジットを見ると、作者はTom Robbinsになっている。

この小説はGus Van Sant(ガス・ヴァン・サント)の脚本・監督により、1993年に映画化もされた(邦題は『カウガール・ブルース』)。そのサントラ盤『Even Cowgirls Get The Blues』では、k.d. langとBen Minkが曲を書いているが、James自身も小説にインスパイアされた同名のアルバムを1993年に制作しており、面白い。何か特別な思い入れがあるようだ。

James Lee Stanleyは、80年代中盤に自主レーベル「Beachwood Recordings」を立ち上げ、かなりの枚数のアルバムを制作している。自身のサイト jamesleestanley.com を見ると、今年に入ってからも精力的にステージで歌っている様子が窺える。

Jamesは俳優の仕事もしていたようで、アメリカのSFテレビ・ドラマ『Star Trek: Deep Space Nine』では、6シーズンに渡ってレギュラーのエキストラを務めたそうだ。

●収録曲
1. Anywhere Love Goes - 3:57
2. Just Like Love - 3:57
3. Midnight Radio - 4:23
4. Rowboat in the Attic - 3:14
5. Worry 'Bout You - 4:36
6. Too Late Now - 2:13
7. I Don't Care - 4:11
8. Born to Love You - 5:12
9. In Your Pocket - 4:52
10. Even Cowgirls Get the Blues - 4:18


◆プロデュース: James Lee Stanley(vo, ag, k, per)

◆参加ミュージシャン: Bonnie Raitt(g), John Jarvis/Vince Melamed(k), Dale Ockerman(sy), Maurice Cridlin/Veylor Hildebrand(b), Thom Mooney/Scotty Matthews(ds), Sheila Escovido(per), Pamela Stanley(bv), etc


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2017/01/14 18:16 AOR名盤(1980年) TB(0) CM(0)
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