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Rosie / Last Dance (1977年) - アルバム・レビュー

2019年02月27日
AOR名盤(1977年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Rosieの1977年のアルバム『Last Dance』の紹介です。
Rosie / Last Dance (1977年)
Rosieは、ソウルフルなファルセット唱法を持ち味とするDavid Lasley率いる男女3人のヴォーカル・グループ。David以外は女性ヴォーカルで、ジャケットの左から、Lynn PitneyとLana Marrano。彼らはアルバムを1976年と77年に1枚ずつ残しており、この『Last Dance』はセカンド・アルバムだ。

David Lasleyはセッション・シンガーとして様々なアーティストのアルバムに参加しているが、特にJames Taylorとの仕事は長く、79年の『Flag』以降のアルバムのバック・ヴォーカルをレギュラーで担当している。また、優れたソングライターでもあり、Boz Scaggsの「Jojo」(80年)を始めとする数々の名曲を作/共作している。本作では、全曲をDavidが作曲し、詩については半分くらいをLanaが書いた。

CD解説によると、Davidは "男性シンガーよりも女性シンガーやガールズ・グループが好き" と語っており、そのことはDavidの官能的なファルセットやRosieの美しいハーモニーに良く表れている。また、デトロイト育ちということもあって、甘いノスタルジーのある「The Words Don't Matter」や「The Angel In Me」のようなポップ・ソウル・ナンバーには、モータウン・サウンドの雰囲気がある。

3曲目の「Out Of Pawn」はとろけるようにメロウ。バック・ヴォーカルにJames Taylorが参加して、一聴して分かる穏やかな歌声を添えており、Cornell Dupree(g), David Sanborn(sax), Mike Mainieri(vibe)などの名プレイヤーによるツボを押さえた演奏も実にリラックス。この曲は、英国シンガーのTim Curryのアルバム『』(81年)でカヴァーされた。

ラストの「I See Home」はゆったりとしたソウル・ナンバーで、Cornell Dupreeのギターが渋い味わいを出している。こちらは、Patti Labelleのアルバム『』(78年)や、Donna Washingtonのアルバム『』(81年)でカヴァーされた。

David Lasleyの82年のソロ・アルバム『Missin' Twenty Grand』も素晴らしい内容。"The 20 Grand" は、デトロイトにある伝説のナイト・クラブ。10代半ばのDavidは、そこでモータウン・レコードの看板アーティストの前座を務めて実力を認められた。バック・カヴァーには、"僕の生きている間に人を肌の色で判断しない世界が訪れるように、このレコードを世界中の子供たちに捧ぐ" と記されている。

●収録曲
1. The Words Don't Matter - 3:32
2. Back On The Street Again - 5:25
3. Out Of Pawn - 5:09
4. There's A Song In It Somewhere - 2:55
5. Last Dance Of Summer - 3:29
6. The Angel In Me - 4:06
7. Missin' - 4:13
8. Mississippi Baby - 3:19
9. Dancin' On Rivers - 3:02
10. Run That Movie Back - 4:17
11. I See Home - 4:01


◆プロデュース: Michael Kamen(ar, k)

◆参加ミュージシャン: David Lasley(vo, p), Lynn Pitney/Lana Marrano(vo)
with James Taylor(vo), Cornell Dupree/David Spinozza/Jeff Mironov/Henry Gross(g), Dr. John(k), John Siegler(b), Charles Collins(ds), David Sanborn(sax), Mike Mainieri(vibe), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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