洋楽中心生活
Warm Breeze

音楽は心の糧、生活のサプリメント。洋楽を中心に極上の音楽との生活を綴ります。

Stephen Bishop / Careless (1976年) - アルバム・レビュー

2019年03月14日
AOR名盤(1974~1976年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Stephen Bishopの1976年のアルバム『Careless』の紹介です。
Stephen Bishop / Careless
Stephen Bishopは、詩情豊かでロマンティックな曲を作ることで人気のあるシンガー・ソングライター。特に、自分の愛称をタイトルにした1978年のアルバム『Bish / 水色の手帖』は、AORの人気作になっている。

映画音楽も手がけていて、85年の映画『White Nights』の挿入曲で、Phil CollinsとMarilyn Martinの歌で全米1位を獲得した「Separate Lives」はBishopの作。また、82年の映画『トッツィー』では、Bishopの歌ったテーマ曲「It Might Be You」がAdult Contemporaryチャートの1位になった。顔立ちの良さから、『』(80年)などの映画には俳優として出演している。

この『Careless』は、Stephen Bishopのデビュー作。ここから、「On And On」(米11位)、「Save It For A Rainy Day / 雨の日の恋」(米22位)のヒットが生まれている。親しみやすいメロディの「On And On」は、リラックスしたポップ・ソング。Bishopのハイ・テナー・ヴォイスは甘く優しいタッチで、高音域をファルセットで歌うときも、とても綺麗に響かせる。

「雨の日の恋」はポップで軽快なナンバー。間奏ではEric Claptonが短いギター・ソロを披露し、終盤ではChaka Khanが力強いバック・ヴォーカルで曲を盛り上げる。

収録曲は全てStephen Bishopの自作で、その多くは瑞々しいバラード。アップテンポな曲も、アコースティックな風合いのある爽やかなものが多い。

Chaka Khanはしっとりしたバラードの「Never Letting Go」でも歌っている。この曲はアルバムの中で私の一番好きな曲。"never letting go" のリフレインを聴くと、切なさがこみ上げてくる。

「Same Old Tears On A New Background」は、Art Garfunkelの75年のアルバム『愛への旅立ち』に提供した曲のセルフ・カヴァー。そのアルバムには、「Looking For The Right One」という甘美なバラードも提供していて、そちらは『Bish / 水色の手帖』のほうでセルフ・カヴァーされている。

Stephen Bishopはとてもお洒落。モノクロのフロント・カヴァーからは分からないが、バック・カヴァーでは、白いジャケットにピンクのシャツ、ネクタイに帽子という恰好で、足元をスニーカーで崩している。自身のサイト stephenbishop.com のデザインもスタイリッシュだ。
Stephen Bishop / Careless (バック・カヴァー)

●収録曲
1. On And On - 3:00
2. Never Letting Go - 3:45
3. Careless - 3:42
4. Sinking In An Ocean Of Tears - 3:08
5. Madge - 4:03
6. Every Minute - 3:57
7. Little Italy - 3:35
8. One More Night - 3:58
9. Guitar Interlude - 0:32
10. Save It For A Rainy Day / 雨の日の恋 - 3:10
11. Rock And Roll Slave - 3:35
12. The Same Old Tears On A New Background - 2:38


◆プロデュース: Henry Lewy, Stephen Bishop(vo, g)

◆参加ミュージシャン: Eric Clapton/Andrew Gold/Jay Graydon(g), Craig Doege(k), Jim Gordon/Russ Kunkel(ds), Art Garfunkel/Chaka Khan/Leah Kunkel(bv), etc


関連記事
この記事が参考になりましたらクリックをお願いします。

気に入ったらシェア!

Warm Breeze
この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

コメント0件

コメントはまだありません