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Warm Breeze

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What If / What If (1987年) - アルバム・レビュー

2019年03月30日
AOR名盤(1984~1990年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、What Ifの1987年のアルバム『What If』の紹介です。
What If / What If
What Ifは、Tommy Funderburk(vo), Bob Wilson(ds), Larry Williams(k, sax)の3人が結成したメロディアス・ハード系のロック・バンド。TommyとBobが3年前に作ったCCMユニットの「The Front」が母体になっており、The Frontは84年に唯一のアルバム『The Front』を残して解散するが、そこに参加していたLarryも含めて再スタートしたのが、このWhat Ifだ。

それぞのメンバーがキャリアのあるベテランなので、80年代に流行したスーパー・グループ的。Tommyはパワフルなハイトーン・ヴォイスを持ち味とするセッション・シンガーで、David FosterとJay GraydonのAORユニット「Airplay」のリード・シンガーとして有名。Bobはハワイのフュージョン・グループであるSeawindのリーダーで、LarryもSeawindのメンバー。Bobがドラムスを、Larryがキーボードを担当していた。

本作はWhat Ifの唯一のアルバム。クールでエモーショナルな楽曲、ハードで厚みのある演奏、パワフルな歌唱のそれぞれにベテランの技と味わいがある。また、打ち込みを使ったサウンドには80年代らしさを感じる。

収録曲は「Perfect World」を除いて彼らのオリジナル。この曲は、後にStyxのメンバーとなるGlen Burtnickのデビュー・アルバム『』(86年)からのカヴァー。メロディの美しいロマンティックなバラードで、Tommy Funderburkの歌唱が素晴らしい。

セッション・ギタリストのMichael Landauが全面的に参加していて、ギタリストのいないグループなのに、ギターの音が割とフィーチャされている。ちなみにグループ結成時には、実力派のMichael Thompsonが正式メンバーだったが、レコーディング直前にグループを離れ、その穴をLandauが埋めている。

AirplayもThe Frontも、このWhat Ifも、アルバムを1枚しか残せていない。セッション・ミュージシャンの集まりがグループとして長く活動できた例は少なく、TOTOぐらいか…。ちなみに、TOTOの結束力が強いのは、ハイスクール時代からの友達どうしだからだ。

●収録曲
1. What If - 4:48
2. If This Is Love - 4:04
3. Perfect World - 4:36
4. One Look - 3:36
5. Ride The Hurricane - 3:49
6. She Rocked My World - 4:08
7. Love Is A Fire - 5:19
8. When Right Is Wrong - 4:12
9. Turn And Walk Away - 4:45


◆プロデュース: Mick Guzauski, What If

◆参加ミュージシャン: Tommy Funderburk(vo), Bob Wilson(ds), Larry Williams(k, sax)
with Michael Landau/Dan Huff(g), Larry Klein(b), Casey Young(sy), Paulinho Da Costa(per), Bill Champlin/Bob Carlisle(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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