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Paul Davis / Singer of Songs: Teller of Tales (1977年) - アルバム・レビュー

2019年04月08日
AOR名盤(1977年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Paul Davisの1977年のアルバム『Singer of Songs: Teller of Tales / アイ・ゴー・クレイジー』の紹介です。
Paul Davis / Singer of Songs: Teller of Tales (アイ・ゴー・クレイジー) (1977年)
Paul Davisは、70年代から80年代にかけてアメリカのカントリーやポップ・シーンで活躍したシンガー・ソングライター。1970年にアルバム・デビューし、81年までの約10年間に7枚のアルバムを発表。80年代後半には音楽活動から遠ざかり、2008年に60歳の若さでこの世を去った。

この『Singer of Songs: Teller of Tales』はPaul Davisの5作目で、ここから「I Go Crazy」という名バラードが生まれている。アメリカではBillboard Hot 100チャートの7位となる大ヒットを記録し、日本でも81年の映画『なんとなく、クリスタル』(原作:田中康夫)の主題歌に採用されて広く知られるようになっている。

この曲の甘く切ない旋律やキーボードの美しいリフレインには、一度聴いたら記憶の深いところに残るような良さがある。ちなみに、Styxの79年の大ヒット曲「Babe」(米1位)にも、この曲と同じリフレインを聴くことができる。

収録曲は、The Beach Boysのアルバム『』(67年)からのカヴァー曲「Darlin'」と、Jerry WienerとPaul Shafferの書いた「Never Want To Lose Your Love」を除いて、Paul Davisの自作。「Darlin'」では女性シンガーのSusan Collinsとデュエットし、米チャートの51位をマーク。Susanとはメロウな「Sweet Life」も共作し、こちらはチャートの17位を記録している。

アルバムの後半にはカントリー・ポップ調の曲もちらほら。「Hallelujah Thank You Jesus」と「Editorial」の2曲は、76年の前作『』からの再録だ。

Paul Davisはもう1曲、「I Go Crazy」に並ぶ名バラードを残した。それは、81年のラスト・アルバム『Cool Night』のタイトル曲。ロマンティックなムード満点の曲で、こちらもチャートの11位になるヒットを記録している。

●収録曲
1. I Go Crazy - 3:52
2. I Never Heard The Song At All - 2:39
3. Darlin' - 3:00
4. Sweet Life - 3:28
5. Never Want To Lose Your Love - 2:24
6. Hallelujah Thank You Jesus - 2:52
7. I Don't Want To Be Just Another Love / もうひとつの愛 - 3:13
8. You're Not Just A Rose - 2:37
9. Bad Dream - 3:07
10. Editorial - 2:56


◆プロデュース: Paul Davis, Phil Benton

◆参加ミュージシャン: Barry Beckett/Al Feingold(k), Don Barrett/Ed King/Ed Seay(b), Jimmy Johnson/Kenny Mims(g), Nigel Olsson(ds, vo), Roger Hawkins/James Stroud/Roy Yeager(ds), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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