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Santana / Shango (1982年) - アルバム・レビュー

2017年03月30日
Rock / Pops名盤(80年代) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Santanaの1982年のアルバム『Shango』の紹介です。
Santana / Shango (1982年)
Santanaは、ギタリストのCarlos Santana率いるロック・バンド。1966年のバンド結成から半世紀以上も活動を続けており、在籍したミュージシャンは延べ70名を超え、ロック史に巨大な活動の足跡を残している。

本作は80年代に入って出された2枚目のアルバム。
Santanaはラテン・ロックをベースに時流を捉えたアルバム作りをしており、本作はややポップス寄りの前作『Zebop!』の流れを継いでいる。前作ではヴォーカル曲とインスト曲が8対4のバランスであったが、本作ではインスト曲を2曲(5, 10)に減らし、より一層ポップス指向となっている。

ヴォーカル曲のうち4曲(2, 3, 4, 8)は他のアーティストの作。
「Hold On」はIan Thomas作で、Ian Thomasの81年のアルバム『』の収録曲。「Night Hunting TIme」はPaul Brady作で、Paul Bradyの81年のアルバム『』からのカヴァー。「Nowhere To Run」はRuss Ballardの書き下ろし。そして、「What Does It Take (To Win Your Love)」は、Jr. Walker & The All Starsの68年のヒット曲だ。

このうち、Ian Thomasの「Hold On」とRuss Ballard作の「Nowhere To Run」がBillboard Hot 100にチャート・インし、それぞれ15位と66位を記録した。

曲によってプロデューサーが異なり、Eaglesのプロデュースで有名なBill Szymczykが2曲(1, 9)を、John Ryanが3曲(2, 4, 8)を、残りをCarlos Santanaが担当している。また、Carlos担当のうち3曲(3, 5, 6)は、Gregg Rolieとの共同プロデュースだ。Gregg Rolieは元Santanaのキーボード兼リード・ヴォーカル担当であり、Neal Schonと一緒にSantanaを抜けてJourneyを結成した。

哀愁漂う「Hold On」は、Santanaの80年代最大のヒット曲である。また、Adult ContemporaryチャートにSantanaとして初めてチャート・イン(34位)した記念すべき曲でもある。Carlosのギターを除けば、Ian Thomasの原曲にとても忠実なアレンジだが、Santanaのカヴァー・バージョンの方がはるかに良い。Carlosの泣きのギターが如何に曲の良さを引き立てているかが良く分かる。

Gregg Rolieはインスト曲「Nueva York」でオルガンを弾いている。「Black Magic Woman」のような濃厚なリズムの曲だ。彼は、昨年にリリースされたSantanaの最新作『』において、Neal Schon等と共に久々にSantanaに復帰。Santanaは98年に、Journeyは2017年にロックの殿堂入りをしているので、Greggはロックの殿堂入りを2度経験したと言っても良いだろう。

●収録曲
1. The Nile - 4:54
2. Hold On - 4:24
3. Night Hunting Time - 4:42
4. Nowhere To Run - 3:58
5. Nueva York - 4:57
6. Oxun (Oshún) - 4:12
7. Body Surfing - 4:25
8. What Does It Take (To Win Your Love) - 3:24
9. Let Me Inside - 3:31
10. Warrior - 4:21
11. Shango - 1:41


◆プロデュース: Bill Szymczyk, John Ryan, Carlos Santana(g), Gregg Rolie(organ)

◆参加ミュージシャン: Alex Ligertwood(vo), Richard Baker(k), David Margen(b), Graham Lear(ds), Armando Peraza/Raul Rekow/Orestes Vilató(per), etc

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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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