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Michael Wycoff / Love Conquers All (1982年) - アルバム・レビュー

2019年04月24日
Soul / R&B(80年代) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Michael Wycoffの1982年のアルバム『Love Conquers All』の紹介です。
Michael Wycoff / Love Conquers All (1982年)
Michael Wycoffはロサンゼルス出身のR&Bシンガー。Stevie Wonderの1976年のアルバム『』のバック・ヴォーカルに参加したことをきっかけに78年にデビューし、80年にファースト・アルバムの『Come to My World』を発表している。

この『Love Conquers All』はセカンド・アルバム。Leon Ware等の書いた「Looking Up To You」や、プロデュースを担当したWebster Lewis作の「Love Is So Easy」、EW&FのギタリストのAl McKay等の書いた「Diamond Real」、Evelyn Kingとのデュエット・ナンバー「Can We Be Friends」などを収録している。

「Looking Up To You」はR&Bチャートの47位をマーク。Leon Wareの手がけた曲らしく、しなやかでセクシーな曲調と美しいストリングスが印象に残る。93年に、R&BグループのZhané(ジャネイ)の曲「」でこの曲がサンプリングされ、Billboard Hot 100チャートの6位となるヒットを記録した。

続く「Love Is So Easy」はムードのあるスロー・バラードで、Michael Wycoffの甘いウィスパーと深々とした歌声に魅せられる。タイトル曲の「Love Conquers All」やラストの「It's Over」もスローな曲。ソウルフルに、またときおり渾身の力を振り絞るように熱く歌っており、聴きごたえ十分。

ミディアム~スロー・テンポの曲が多いが、Al McKayのシャープなギター・カッティングで始まる「Diamond Real」はファンキーなダンス・ナンバー。この曲は、Al McKayがプロデュースを手がけたA Taste Of Honeyの同年のアルバム『』にも収録されている。1曲目の「Still Got The Magic」もダンサブルなナンバーで、女性バック・ヴォーカルがChicみたいにエレガント。こちらはR&Bチャートの64位をマークした。

Michael Wycoffは今年の3月13日に63歳で他界。このアルバムは26歳の時の作品で、フロント・カヴァーの写真は若々しいけれど、歌声には貫録がある。Wycoffは全部で3枚のアルバムを残していて、デビュー作『Come To My World』(80年)とラストの『On The Line』(83年)をカップリングしたもおすすめ。

●収録曲
1. Still Got The Magic (Sweet Delight) - 5:44
2. Looking Up To You - 5:18
3. Love Is So Easy - 5:10
4. Can We Be Friends - 3:34
5. Diamond Real - 3:45
6. Love Conquers All - 5:00
7. Take This Chance Again - 4:31
8. It's Over - 4:31


◆プロデュース: Webster Lewis(k)

◆参加ミュージシャン: Michael Wycoff(vo, k), Al McKay/David T. Walker/Chuck Bynum(g), Nathan Watts/Eddie Watkins(b), James Gadson(ds), Fred Wesley/George Bohanon(tb), Ray Brown/John Roberts/Nolan Andrew Smith(tp), Ron Brown/Jeff Clayton/Ernie Fields(per), Bob Watts(horn), New Paradise(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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