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The Pointer Sisters / Black & White (1981年) - アルバム・レビュー

2019年04月26日
Soul / R&B(80年代) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、The Pointer Sistersの1981年のアルバム『Black & White』の紹介です。
The Pointer Sisters / Black & White (1981年)
The Pointer SistersはRuth, Anita, Bonnie, Juneの4姉妹によるR&Bヴォーカル・グループ。1971年にAnita, Bonnie, Juneの3人でデビューし、翌年に長女のRuth Pointerが加わった。その後、77年にBonnieがソロに転向したため、再び3人組になっている。

この『Black & White』は8枚目のスタジオ・アルバム。フロント・カヴァーでは、Anita, Ruth, Juneの3人がダーク・ブラウンの装いでポーズをとるが、バック・カヴァーでは真っ白な衣装で華やかに決めている。Paul McCartneyとStevie Wonderのヒット曲「Ebony and Ivory」(米1位)が翌82年なので、その先がけのようなタイトル。

このアルバムからは、ミディアム・テンポのムーディなソウル・ナンバーの「Slow Hand」がBillboard Hot 100チャートの2位となる大ヒットを記録し、彼女たちの代表曲の一つになっている。また、ポップで軽快な「Should I Do It / 涙のパーティ」も同じチャートの13位をマークした。

「Someday We'll Be Together」はRuss Ballardの作で、シンプルでキャッチ-なサビのメロディがBallardらしい。また、哀愁味のある熟れたメロディが魅力の「Got to Find Love」は、David Lasley等の書いた名曲。Lasleyも同じ年のアルバム『風のファルセット』で、この曲を見事なファルセット・ヴォイスで歌っている。

軽快でダンサブルな「We're Gonna Make It」は、AnitaとJuneがDavid Foster等と共作した曲で、シンセの音使いが80年代風。続く「What A Surprise」は渋いR&Bナンバーで、Anitaのタフなヴォーカルとラップ調のコーラスがクール。この曲は「Slow Hand」に続くシングルになり、R&Bチャートの52位をマークしている。

曲によってリード・ヴォーカルを変えていて、Ruthは1曲(3)、Anitaは3曲(2, 4, 6)、Juneは4曲(1, 7-9)を担当。「We're Gonna Make It」はAnitaとJuneの二人で担当している。Ruthは長女らしい落ち着いた声だが、AnitaとJuneの声はよく似ていて、クレジットを見ないと分からない。

2006年にJuneが他界し、またAnitaもグループを離れたため、現在はRuthと娘のIssa、孫娘のSadako(母親が日本人)の3人でThe Pointer Sistersの活動を続けている。ステージでは長身のRuthがセンターに立ち、娘と孫を左右に従えて、とても貫録がある。

●収録曲
1. Sweet Lover Man - 4:12
2. Someday We'll Be Together / ふたりのめぐり逢い - 4:39
3. Take My Heart, Take My Soul - 4:06
4. Slow Hand - 3:54
5. We're Gonna Make It / 夢のロマンス - 3:56
6. What A Surprise - 4:11
7. Got To Find Love - 4:04
8. Fall In Love Again - 4:30
9. Should I Do It / 涙のパーティ - 3:53


◆プロデュース: Richard Perry

◆参加ミュージシャン: Anita Pointer/Ruth Pointer/June Pointer(vo), Paul Jackson/Tim May(g), Mike Porcaro/Nathan Watts(b), Trevor Lawrence(sax), John Barnes/Greg Phillinganes/Danny Faragher/William Smith(k), Ed Walsh/Mike Cotten/James Newton Howard(sy), John Robinson(ds), Paulinho da Costa(per), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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