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Sarah Dash / Close Enough (1981年) - アルバム・レビュー

2019年04月28日
AOR名盤(1981年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Sarah Dashの1981年のアルバム『Close Enough』の紹介です。
Sarah Dash / Close Enough (1981年)
Sarah Dashはアメリカの女性R&Bシンガー。女性3人のヴォーカル・グループ、Labelleのメンバーとして60年代から70年代を活動し、その後にソロになって4枚のアルバムを残している。この『Close Enough』は3枚目のソロ・アルバム。

それまでのアルバムはダンス・ナンバー中心の内容だが、本作のサウンドはAOR。David Lasley作の「Close Enough」や「Somebody's Angel」、Laura Taylor作の「Paradise」、Marc Jordan作の「City Boy」、Brenda Russell作の「God Bless You」、ポップ・スタンダードの「P.S. I Love You」などを歌っている。

アップ・テンポな4曲(1, 3, 5, 7)とスロウな5曲(2, 4, 6, 8, 9)を交互に歌う構成になっていて、アップ・テンポな曲ではSteve Lukatherが豪快にギターを弾くロック・ナンバーの「Paradise」が抜群にカッコいい。1曲目のポップなR&Bナンバー「Only You Can Fill The Need」でもLukatherが弾いているようだが、ほとんど分からない。

バラード系では、David Lasleyの2曲が素晴らしい。どちらもDionne Warwickが歌っており、タイトル曲の「Close Enough」は87年のアルバム『』に、もう一曲の「Somebody's Angel」は80年のアルバム『』に収録されている。また、Peter Allenも80年の名作『Bi-Coastal』で「Somebody's Angel」を歌った。

ラストの「God Bless You」は、Brenda Russellの79年のデビュー作『』のエンディング曲。Sara Dashの歌声はBrenda Russellとよく似ている。ゴージャスなアマゾネス風のフロント・カヴァーからはホットでディープな歌声を想像するが、爽やかな声で、タフに美しく歌っている。

Sarah Dashは80年代後半からKeith Richardsとコラボしていて、Keithの88年のファースト・ソロ・アルバム『』ではバラード曲の「Make No Mistake」をデュエット。また、その年のライヴ『』では「Time Is On My Side」を熱唱しており、Keithから "この曲のベスト・バージョン" と評価されているようだ。

●収録曲
1. Only You Can Fill The Need - 3:43
2. Close Enough - 4:48
3. Leaving Again - 3:38
4. P.S. I Love You - 3:20
5. Paradise - 4:26
6. Somebody's Angel - 4:11
7. City Boy - 3:35
8. My Friend - 3:39
9. God Bless You - 5:38


◆プロデュース: David Wolfert(g), Charles Koppelman

◆参加ミュージシャン: Sarah Dash(vo), Nathan East(b), Rick Shlosser(ds), Carlos Rios/Steve Lukather(g), Jai Winding(k), Lenny Castro(per), David Sheer/Tom Saviano(sax), Ed Walsh/Michael Boddicker(sy), Lew McCreary(tb), Chuck Findley/Jerry Hey(tp), Gary Coleman(vib), Ullanda McCullough/Yvonne Lewis(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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