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Warm Breeze

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Lamont Dozier / Working On You (1981年) - アルバム・レビュー

2019年05月05日
Soul / R&B(80年代) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Lamont Dozierの1981年のアルバム『Working On You』の紹介です。
Lamont Dozier / Working On You (1981年)
Lamont Dozierは、60年代の米モータウン・レコード専属のソングライター・チームであるHolland–Dozier–Hollandの一人。彼らはEddie(兄)とBrian(弟)のHolland兄弟にLamont Dozierを加えたチームで、DozierとBrianが作曲を、Eddieが作詞を担当していた。The Supremesの「Stop! In the Name of Love」や「You Can't Hurry Love / 恋はあせらず」、Four Topsの「Reach Out I'll Be There」など、彼らが書いた全米No.1ヒットは10曲を超えており、モータウン・サウンドの発展に貢献している。

Dozierは70年代以降にソロ・アルバムも出しており、この『Working On You』は80年代最初のアルバム。プロデュースを自ら手がけ、全曲を自作し、Smokey Robinsonを思わせる少し高めの情熱的な声で歌っている。

モータウンのヒット・メイカーだっただけに、メロディの良い曲を揃えている。メロディの瑞々しさではバラード・ナンバーの「Why」が素晴らしい。きらめくメロディと甘く切ない歌声。静かに感情をこめた "Why" のシャウトが鳥肌モノ。スローからミディアム・テンポへと変化する起伏に富んだ曲調もいい。

Wired Up」や「You Made Me A Believer」のようなモダンでエレガントなソウル・ナンバーも素敵。数々のソウル/ディスコ・ヒットを手がけたBenjamin Wrightが流麗なストリングスをアレンジしている。

80年代には英国アーティストとの仕事も多い。Simply Redの87年のアルバム『Men and Women』や89年のアルバム『A New Flame』でMick Hucknallと数曲を共作。また、88年にはPhil Collinsと「Two Hearts」を共作し、再び全米1位を獲得している。

ちなみに、Phil Collinsはモータウンのヒット曲を好んで歌う。82年には「恋はあせらず」をカヴァーして全米10位となるヒットを記録したほか、2010年には60年代のモータウンやソウル・スタンダードをカヴァーした『』を発表し、Holland–Dozier–Holland作のナンバーを7曲歌っている。

●収録曲
1. Cool Me Out - 5:09
2. Why (Ain't My Love Enough) - 4:38
3. Nobody Told Me - 3:48
4. Too Little Too Long - 4:36
5. Playing For Keeps - 3:42
6. Interlude - 0:55
7. (You Got Me) Wired Up - 4:04
8. Starting Over (We've Made The Necessary Changes) - 4:36
9. Working On You - 3:39
10. Chained (To Your Love) - 4:39
11. You Made Me A Believer - 3:58


◆プロデュース: Lamont Dozier(vo, k)

◆参加ミュージシャン: Paul Jackson Jr./Frank Dookun(g), John Barnes(sy), Nathan East(b), Paulinho Da Costa(per), Quintin Denard(ds), Tony Patler(b, k), Benjamin Wright/Hense Powell(string ar), The Waters(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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