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Nielsen-Pearson / Blind Luck (1983年) - アルバム・レビュー

2019年05月07日
AOR名盤(1983年) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Nielsen-Pearsonの1983年のアルバム『Blind Luck』の紹介です。
Nielsen-Pearson / Blind Luck
Nielsen-Pearsonは、シンガー・ソングライターのReed Nielsen(vo)とMark Pearson(vo)によるユニット。1978年にデビューした際は "The Nielsen Pearson Band" という4人組のバンドだったが、ファースト・アルバムの発表後にNielsenとPearsonのユニットになっている。

この『Blind Luck』はサード・アルバム。80年発表の前作『Nielsen-Pearson』のプロデュースを手がけたRichard Landisが3曲(6, 7, 9)をプロデュースし、残りをBoz Scaggsの『Middle Man』などを手がけたBill Schneeがプロデュースしている。

収録曲は、David Roberts作の「Too Good To Last」を除いて彼らのオリジナル。この曲は、Davidの82年のアルバム『All Dressed Up』からのカヴァーだ。

参加ミュージシャンは、MaxusのMichael Landau(g)とRobbie Buchanan(k)に加えて、ベースをNeil Stubenhaus、ドラムスをCarlos VegaとVinnie Colaiutaが担当するという垂涎の布陣。曲によって、Charles JohnsonやTOTOのSteve Lukatherがギターを弾いており、分厚くて爽快なサウンドになっている。

Steve Lukatherがギターを弾いたのは「Hasty Heart」と「Fadeaway」の2曲。この2曲では3人のギタリストが共演しており、重厚で贅沢な聴き心地を味わえる。ギター・ソロを担当したのはLukatherで、高級なスパイスのように曲の印象をピリッと引き締めている。

曲によってリード・ヴォーカルを変えていて、Nielsenが4曲(3, 5, 7, 8)、Pearsonが5曲(1, 4, 6, 9, 10)を担当。2曲目の「Sentimental」については二人で歌い、Pagesのような爽やかなハーモニーを響かせる。この曲のギター・ソロはLandauだ。

二人のハーモニーは美しいので、しばしばPagesと比較される。アルバムを3枚しか残していないことや、最初はバンドの形態だったこと、活動時期がほぼ同じであることもPagesとの共通点。実際、クールでメロウな「I Hear You Breathing」や「Got Me Where You Want Me」を聴くと、Pagesを思い出す。

素晴らしい内容なのに、CD化されたのは98年の1回のみ。日本のヴィヴィッド・サウンドから2作目と3作目の2 in 1で世界初CD化されるも、その後が続かずに希少になっている。未だCD化されていないファースト・アルバムもいつか聴いてみたいと思う。

●収録曲
1. Hasty Heart - 4:04
2. Sentimental - 3:11
3. Too Good To Last - 3:21
4. Break Nobody's Heart - 3:40
5. I Hear You Breathing - 3:15
6. Lauralei - 4:00
7. Expectations - 2:55
8. Fadeaway - 3:19
9. Got Me Where You Want Me - 3:50
10. Carrie - 3:51


◆プロデュース: Bill Schnee, Richard Landis(k)

◆参加ミュージシャン: Reed Nielsen/Mark Pearson(vo)
with Steve Lukather/Michael Landau/Chales Johnson(g), Robbie Buchanan/Jai Winding/Ian Underwood(k), Neil Stubenhaus(b), Carlos Vega/Vinnie Colaiuta(ds), Lenny Castro/Victor Feldman/Steve Forman(per), Joe Chemay(bv), etc


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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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