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Warm Breeze

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Bobby Caldwell / Heart Of Mine (1989年) - アルバム・レビュー

2019年09月16日
AOR名盤(1984~1990年) 4
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Bobby Caldwellの1989年のアルバム『Heart Of Mine』の紹介です。
Bobby Caldwell / Heart Of Mine (1989年)
Bobby CaldwellはNYのマンハッタン生まれ、マイアミ育ちのシンガー・ソングライター。トレードマークのソフト帽姿で哀愁のバラードを甘くソウルフルに歌うスタイルは大人の魅力に溢れていて、Boz Scaggsと並んで日本のAOR人気の火付け役。金澤寿和氏の『AOR Light Mellow』の初版(99年)では "ミスターAOR" と呼ばれているが、その増補改訂版(2001年)では "キング・オブ・AOR" に格上げされている。

この『Heart Of Mine』は5枚目のアルバムで、83年の前作『』からは6年ぶり。この間、Bobby Caldwellは他のアーティストへの楽曲提供を積極的に行っていて、本作の収録曲の半分(1, 3, 4, 6, 9)は、そのセルフ・カヴァーになっている。

タイトル曲の「Heart Of Mine」は、Boz Scaggsの88年のアルバム『Other Roads』に収録されたバラードの名曲。ChicagoのJason Scheff等と共作した曲で、BozのバージョンはBillboard Hot 100チャートの35位をマークした。

「Next Time」もバラードの名品。Peter Ceteraの86年のアルバム『Solitude/Solitaire』に収録され、Amy GrantとのデュエットでBillboard Hot 100チャートの1位を獲得している。「Stay With Me」もPeter Ceteraへの提供曲で、こちらは87年の日本映画『』の主題歌。どちらの曲も、Bobby Caldwellの歌声がPeter Ceteraとよく似ている。

ムードのあるR&Bナンバーの「All Or Nothing At All」は、Al Jarreauの88年のアルバム『』の収録曲で、Alのバージョンは米R&Bチャートの59位をマーク。「In The Name Of Love」は、サックス奏者のRichard Elliotの89年のアルバム『』に収録された。

新曲もカヴァー曲と遜色ない出来。スロー~ミディアム・テンポのバラード系が中心で、綺麗なメロディの曲が多い。バラードの「Real Thing」はシングル・カットされ、米ACチャートの41位を記録しているが、個人的にはクールなR&Bナンバーの「First Time」がお気に入り。

Bobby Caldwellはアルバムのプロデュースを自ら担当し、曲作りとアレンジに加えて、ギター、ベース、キーボードの演奏も一人でこなすマルチ才能ぶりを発揮している。

その反面、サウンドの印象はシンプルなので、腕のあるバック・ミュージシャンたちの演奏の妙を味わうようなタイプのサウンドが好みだと、物足りなさを感じるかも。ジャケットの空の美しいグラデーションを眺めながら、Stevie Wonder譲りのヴォーカルの素晴らしさと、楽曲の良さを味わう内容になっている。

●収録曲
1. Heart Of Mine - 4:49
2. Real Thing - 5:33
3. Next Time (I Fall) - 3:40
4. All Or Nothing At All - 3:50
5. Saying It's Over - 4:06
6. In The Name Of Love - 3:56
7. Even Now - 5:05
8. First Time - 3:45
9. Stay With Me - 4:29
10. China - 3:46


◆プロデュース: Bobby Caldwell(vo, ar, g, k, b)

◆参加ミュージシャン: Michael Landau(g), Jimmy Haslip(b), Mike Fisher(per), Dave Koz/Richard Elliot/Bobby Martin(sax), etc


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Warm Breeze
この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

コメント4件

コメントはまだありません

ローリングウエスト  

1989年は仕事が超多忙でもう洋楽興味は全くなくなっておりましたが、ボビ゙ーコールドウエルはまだこの頃も頑張っていたのですね。当時はラップブームの印象があるので・・
(PS)小生もAORの名アーティスト・ポールデービスを公開いたしました。

2016年10月23日 (日) 13:32

Warm Breeze  

Bobby Caldwellは今も活躍してますよ

確かに80年代も後半になると、AOR的な音楽のブームは去っていましたね。
Bobby Caldwellは寡作ですが、その後もコンスタントにアルバム制作をしていて好感が持てます。
歳を重ねても魅力的な男性ですね。
RWさんのPaul Davisの記事も楽しみに読ませていただきます。

2016年10月23日 (日) 19:16

240  

エイティーズAORの名盤

こんにちは。
80年代のAORの名盤ですね。
私は大学生の頃、このアルバムをテープにダビングして、よく夜のドライブに聴いてました。懐かしい。セルフカバー中心のアルバムですが、実に楽曲がいいですよね。
(ちなみにこの記事は過去のリメイクですか⁇)

2019年09月16日 (月) 12:55
Warm Breeze

Warm Breeze  

Re: エイティーズAORの名盤

240さん、こんにちは

このアルバムを聴きながら夜のドライブは最高ですね。私は経験ないですが、とてもいい気分で走れそうです。この記事は3年前に書いた記事のリライトです。前に書いた記事が気になって、最近はリライトが主になってます。

2019年09月16日 (月) 16:44