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Jimmy Webbの1977年のアルバム『El Mirage』。
Jimmy Webb / El Mirage
Jimmy Webbは、アメリカのポップス・シーンを代表する名ソングライター。Glen CampbellやArt Garfunkelを始めとする多くのアーティストがJimmy Webbの曲を歌っており、1986年にはソングライターの殿堂入りを果たした。

Jimmy Webbはシンガー・ソングライターとしてアルバム制作も行っており、本作は6枚目のアルバム。The Beatlesのプロデューサーとして有名なGeorge Martinが、本作のプロデュースを担当した。

収録曲は、ギタリストのFred Tackettが書いた「Dance to the Radio」を除いてJimmy Webbのオリジナル。Jimmy Webbらしいロマンティシズム溢れる曲が揃っている。

特に、「The Highwayman」「P.F. Sloan」「The Moon Is A Harsh Mistress」の3曲は、多くのアーティストに愛された名曲。

苦い味わいの「The Highwayman」は、Glen Campbellの79年のアルバム『Highwayman』でカヴァーされた他、85年にはJohnny Cash, Waylon Jennings, Willie Nelson, Kris Kristoffersonの4人が結成したカントリー界のスーパー・グループ「The Highwaymen」のデビュー作でもカヴァーされ、Billboardカントリー・チャートの1位を記録。これにより、翌86年のグラミー賞では、Jimmy Webbが「Best Country Song」を受賞した。

「P.F. Sloan」は、The Associationの71年のアルバム『Stop Your Motor』や、Jennifer Warnesの72年のアルバム『Jennifer』で歌われたポップな曲。珍しいところでは、英国のバンドUnicornも、71年のデビュー作『Uphill All The Way』でこの曲を歌っている。

切なく優しいメロディが心に沁みる「The Moon Is a Harsh Mistress / 月はいじわる」は、アメリカの作家、Robert A. Heinleinの同名のSF小説(邦題は『月は無慈悲な夜の女王』)のタイトルから取ったもの。Joe Cockerが74年のアルバム『I Can Stand A Little Rain』で、Judy Collinsが75年のアルバム『Judith / ジュディの宝物』で歌ったのを始め、現在に至るまで多くのアーティストが取り上げた名曲だ。

本作はまた、ジャケットの写真が美しい。この写真は、写真家でありフォーク・ミュージシャンでもあるHenry Diltzが撮ったもの。湖なのか海なのか、朝日なのか夕日なのかも分からないが、轍のあるひび割れた大地に立つJimmy Webbが凛々しい。

●収録曲
1. The Highwayman - 3:44
2. If You See Me Getting Smaller I'm Leaving - 3:50
3. Mixed-Up Guy - 3:36
4. Christiaan No - 3:05
5. Moment In A Shadow - 3:36
6. Sugarbird - 3:23
7. Where The Universes Are - 3:31
8. P.F. Sloan - 4:14
9. Dance To The Radio - 3:02
10. The Moon Is A Harsh Mistress / 月はいじわる - 3:03
11. Skylark (A Meditation) - 3:36


◆プロデュース: George Martin(ar, k, sy)

◆参加ミュージシャン: Jimmy Webb(vo, k), David Paich(k, sy), Fred Tackett/Dean Parks(g), Lowell George(slide g), Herb Pedersen(banjo, g, bv), David Hungate/Larry Knechtel/Dee Murray(b), Harvey Mason, Sr.(per), Nigel Olsson/Jim Gordon(ds), Kenny Loggins/Billy Davis/George Hawkins(vo), Sherlie Matthews/Susan Webb/Clydie King(bv)

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2017/04/17 15:43 Rock / Pops名盤(70年代) TB(0) CM(2)
コメント
Mixed-Up Guy
こんばんは!
私もこのアルバム、大好きです。
記事には言及されていないようですが、本作では「Mixed-Up Guy」が大好きです。
どこかポールの「Silly Love Song」のようなホーンアレンジとラリー・ネクテルのベースが素敵ですね~。
2017/04/19 23:04 240 URL [ 編集 ]
Re: Mixed-Up Guy
240さん、こんにちは。

コメントありがとうございます。
「Mixed-Up Guy」もいいですよね。
改めてホーンとベースを意識して聴いてみましたが、確かに「Silly Love Song」のような感じですね。
プロデューサーがGeorge Martinだし、Paulをちょっと意識したかも知れませんね。
2017/04/20 10:42 Warm Breeze URL













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