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Aretha Franklin / Aretha (1980年) - アルバム・レビュー

2019年06月06日
Soul / R&B(80年代) 0
おすすめのアルバムをショート・レビューで紹介する「アルバム・レビュー」。今日は、Aretha Franklinの1980年のアルバム『Aretha』の紹介です。
Aretha Franklin / Aretha (1980年)
Aretha Franklinはアメリカを代表する女性ソウル・シンガー。デビューは18歳のときで、1961年にコロムビア・レコードと契約し、ポピュラー・シンガーとして活動をスタートしている。人気に火がついたのは67年にアトランティック・レコードに移籍してからで、ゴスペル色を前面に出した力強い歌唱スタイルでヒットを量産。60年代の終わりには "The Queen of Soul" と呼ばれるまでになっている。

その後、70年代後半のディスコ・ブームの中で人気が下火になると、80年にアリスタ・レコードに移籍。最初のアルバムとして、この『Aretha』を発表している。スタジオ・アルバムとしては通算26枚目。セルフ・タイトルのアルバムは、コロムビアでのデビュー作『』以来になる。

プロデュースを担当したのはArif MardinとChuck Jacksonの2人。Arifが4曲(1, 2, 6, 8)を、Chuckが残りを担当している。Arif Mardinの担当分はカヴァー曲中心で、Ruby Wintersが歌ったソウル・バラードの「Come To Me」(78年)、Otis Reddingの熱唱で知られる「Can't Turn You Loose」(65年)、The Doobie Brothersのヒット曲「What A Fool Believes」(79年, 米1位)をセレクトしている。

プロデューサーによってバック・ミュージシャンが異なり、Arif Mardinの担当曲では、David FosterやTOTOの面々、Louis Johnson(b)等が参加。「Can't Turn You Loose」では、Aretha Franklinのパワフルな歌唱も圧巻だが、Jeff Porcaro(ds)+Louis Johnson(b)による強力なバネの効いた演奏が凄いことになっている。「What A Fool Believes」の間奏部でのLouisのベースも聴きもの。

Chuck Jackson担当の5曲は、ChuckやArethaの書いた曲で構成。Arethaは「Together Again」と「School Days」を書いている。たおやかなソウル・ナンバーの「United Together」はファースト・シングルになり、R&Bチャートの3位を記録。Arethaの溌剌とした歌声が爽やかなグルーヴを生む「Take Me With You」も、シティ・ソウルのお手本のような素敵なナンバーだ。

Chuck Jackson担当曲のバック・ミュージシャンは、Bernard Purdie/Ed Greene(ds)、Scott Edwards(b), Cornell Dupree/Paul Jackson Jr.(g)、Richard Tee(k)等、NYとLAの実力派による混成。Jeff+Louisのような派手さはないが、安定感抜群の演奏でArethaの歌を支えている。

この年に公開された映画『』にはAretha Franklinも出演し、バンドのギタリスト(Matt "Guitar" Murphy)の妻で、レストランで働く女性を演じている。レストランで「Think」をド派手に歌うシーンは、何度見ても痛快です。

●収録曲
1. Come To Me - 3:44
2. Can't Turn You Loose / お前をはなさない - 3:54
3. United Together - 5:03
4. Take Me With You / あなたとならば - 4:04
5. Whatever It Is / 恋なんて - 3:39
6. What A Fool Believes - 5:13
7. Together Again - 5:17
8. Love Me Forever / 永遠に愛してもっと愛して - 3:30
9. School Days / オー・マイ・スクール・デイズ - 5:00


◆プロデュース: Arif Mardin, Chuck Jackson, Aretha Franklin(vo, k, bv)

◆参加ミュージシャン: Steve Lukather/Cornell Dupree/Paul Jackson Jr.(g), Louis Johnson/Mike Porcaro/Scott Edwards(b), David Paich/David Foster/Richard Tee(k), Jeff Porcaro/Bernard Purdie/Ed Greene(ds), David Sanborn/Michael Brecker(sax), Randy Brecker(tp), Hamish Stuart/The Sweet Inspirations(bv), etc

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この記事を書いた人: Warm Breeze
70年代、80年代の洋楽やAORを中心に、心の栄養と生活の潤いを与えてくれる素敵な音楽を紹介します。どちらかというと埋もれている名作を紹介したいという気持ちが強いです。

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